
ミュージカル落語「天かす盛りの盛助」
[Intro] [Shinobue] [koto] [shamisen] [taiko drums] [Applause] [Mute] [Silence] [No Music] [Empty] [Rest] [Spoken Word] [Rakugo, Traditional Japanese male voice] どうも... うたでわらわせてい(歌出笑早生亭) しんぱち(新八)でごさいます。 どうぞ、一席お付き合い願います えー、無料のトッピングや調味料、 ありますよね? あれを無料だからってドバドバかけちゃう人、 昔から居たと思いますが、 今はSNSとかでもそれが顕著(けんちょ)に見える時代でして、 お店も商売ですからね、 そういうのが続くと トッピングや調味料が無料で提供出来なくなっちゃう! みなさんの身近にも居ませんか? 無料だからって調味料ドバドバかけちゃう人、、、 いるでしょう! そこで強く頷いた奥さん 旦那さんがいっぱいかけちゃうんでしょうねぇ.... 多分、旦那さんの言い分はこうでしょう 「電話とトッピングはかけ放題が良い」と... さて、ちょいとした昔話がございますが あるところに天かすが大好きな男 盛助(もりすけ)という 男がおりました。。。 [Bridge] [Speech] [Mute] [Silence] [No Music] [Empty] [Rest] [Energetic, Edokko accent] 「おい、天かすあんだろ、 もっとだしてくれぃ!」 [Anxious voice, Edokko accent] 「へぇ、旦那、 いくらなんでもかけすぎでさぁ...」 [Energetic, Edokko accent] 「馬鹿野郎!、 テメェ、富士山(ふじやま)くれぇ盛らねぇと、 食った気しねぇんだ!」 [Anxious voice, Edokko accent] 「旦那ぁ、 こうもかけられちゃあ、 うちも商売あがったりでさぁ... いくらカスっつったって、 タダじゃありませんぜ?」 [Energetic, Edokko accent] 「なぁんだぁ? カスみてぇな事いいやがって、 いいか?、 オラァ、カスはカスでも 時代を動かすカスになりてぇと日々思ってんだ」 [Anxious voice, Edokko accent] 「いやいや、旦那ぁ、全く意味が分かりませんよ... お侍さんでもなけりゃ、 毎日カミさんに怒られてここに入(い)り浸(びた)ってるだけじゃねぇですか?」 [Energetic, Edokko accent] 「馬鹿野郎っ! 今は暴力の時代じゃあねぇんだよっ!」 [Anxious voice, Edokko accent] 「と...おっしゃいますと...?」 [Energetic, Edokko accent] 「歌だっ...」 [Anxious voice, Edokko accent] 「詩(うた)...ですかい?」 [Energetic, Edokko accent] 「漢字が違ぇ!!!!」 [Anxious voice, Edokko accent] 「言葉で喋ってるんですから、 漢字も何もないでしょうよ旦那ぁ...」 [Energetic, Edokko accent] 「いいや!分かる! 俺はすげぇんだ!!!」 [Anxious voice, Edokko accent] 「もぉ、旦那ぁ、 むちゃくちゃですよぉ...」 [Energetic, Edokko accent] 「とにかくっ!! ...構想はこうだ... まず女子(おなご)二人組、 しかも町一番のべっぴん所をな!」 [Anxious voice, Edokko accent] 「旦那ぁ、 そいつぁ遊女(あそび)ってことですかい...?」 [Energetic, Edokko accent] 「馬鹿野郎おめぇ!!!、 そんなんじゃねぇよ!!、 なんならそのへんの村娘(むらむすめ)でもいい」 [Anxious voice, Edokko accent] 「もうヤケじゃないですかぁ...」 [Energetic, Edokko accent] 「ちゃんと最後まで聞け!! 重要なのは歌だっ!、 パッとしねぇ村娘が、 そりゃあもうとんでもねぇ歌声響かせたら 皆びっくりすんだろ?、 そいつらが街で名を上げりゃあ、 上も黙っちゃいねぇ、 大儲け出来るって寸法よ!」 [Anxious voice, Edokko accent] 「しかし旦那ぁ、女子(おなご)見つけても、肝心の歌はどうするんですかい?」 [Energetic, Edokko accent] 「そりゃあ、オメェ......これからよっ!!!」 [Anxious voice, Edokko accent] 「計画も何もあったもんじゃねぇですぜ!?」 [Energetic, Edokko accent] 「だがまぁ、考えてもみろ、 位の低いとされる冴えねぇ女子(おなご)達が、 歌一本で天下を取っちまえば、 この国は平和になる、 刀や鉄砲じゃ人体を傷つけるだけだが、 歌は違う!、 歌は人の「心」に強く刻みつける...」 [Anxious voice, Edokko accent] 「旦那にしちゃぁ、 えらく真面目でさぁねぇ...」 [Energetic, Edokko accent] 「俺はいつでも真面目だっての!! つまり女子(おなご)2人組が愛を歌い天下を流し取る、 [Rhythmic] [Enunciate] [Slow tempo] 愛取流(あ い ど る) ってやつだ!」 [Anxious voice, Edokko accent] 「あ、愛取流(あ い ど る)ですかい?」 [Energetic, Edokko accent] 「あぁ!!カスから天へと成り上がる.... 天カス愛取流(あいどる)!!! こいつぁ売れるぜ..... てことで天カスおかわりっ!!!」 [Anxious voice, Edokko accent] 「上手いこと言って天カス食いたいだけじゃないですかいっ!!!!」 [Spoken Word] [Rakugo, Traditional Japanese male voice] ……という、お粗末な一席でございました まさに...! [Rhythmic] [Enunciate] [Slow tempo] 「天カスで、天下、統(す)べる」 [Outro] [Shinobue] [koto] [shamisen] [taiko drums] [End]

