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一個、多い。

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V5.5

[Intro] 閉店後の Capsule Wave 今日も最後に 数を数える 一 二 三 四 五 六 七 八…… 「……あれ?」 もう一回 [Verse 1] 朝に入れた 百個の Capsule 今日出た数は 三十七 だから残りは 六十三 簡単な計算 間違えるはずない 一個ずつ 指で追いながら 一 二 三 四 五 六 七 八 …… 六十一 六十二 六十三 六十四 「……多い。」 [Pre-Chorus] もう一回 一 二 三 四 ゆっくり数える 十 二十 三十 見落とさないように 六十一 六十二 六十三 …… 六十四 「やっぱり。」 [Chorus] 一個、多い 一個、多い 足りないんじゃない 一個、多い 計算は合ってる 記録も合ってる なのに Capsule だけ 一個、多い One, two, three, four One, two, three, four もう一度 One, two, three, four One, two, three, four— …… Five? 「誰?」 [Verse 2] 次の日の夜 今日はちゃんと 記録した 入れた数 出た数 交換した数 全部チェック 残りは 五十二 今度こそ 間違いない 一 二 三 四 カチ カチ カチ カチ 四十九 五十 五十一 五十二 …… 五十三 「また?」 Machine は 何も言わない Capsule も 何も言わない ただひとつだけ コトッ [Pre-Chorus] 足りないなら 分かるんだ 誰かが取った 数え間違えた でも 多いって どういうこと? 昨日も一個 今日も一個 増えてるんじゃない いつだって 一個だけ 多い [Chorus] 一個、多い 一個、多い どこから来たの? 一個、多い 赤でもない 青でもない 特別な形でもない 普通の Capsule が 一個、多い One, two, three, four One, two, three, four 数えるたび One, two, three, four One, two, three, four— …… Five. また 君がいる [Verse 3] 次の夜 ひとつだけ 印をつけた 小さな Sticker これで分かる 「君が余分なんだろ?」 Machine の中へ 戻して 閉店 翌朝 ちゃんといる Sticker の Capsule 「やっぱり君か。」 そして夜 もう一度 数える …… 「え?」 Sticker は ここにいる なのに また 一個、多い [Break] …… じゃあ 君じゃない? コトッ 「誰?」 …… 返事はない [Bridge] 百から 三十七を引けば 六十三 それは変わらない 五十二なら 五十二 数字は 嘘をつかない だったら 嘘をついてるのは 僕? Machine? Capsule? …… それとも ここでは 数えたもの全部が 数になるとは 限らない? [Final Chorus] 一個、多い 一個、多い 昨日も今日も 一個、多い 増えたわけじゃない 減ったわけじゃない 最初からそこにいたように 一個、多い One, two, three, four One, two, three, four One, two, three, four One, two, three, four— …… Five. 数え直しても Five. 目を閉じても Five. 明日になっても きっと 一個、多い [Outro] 午前零時 Capsule Wave 帳簿を閉じる 「……もういい。」 照明を消す カチッ Machine の前を 通り過ぎる …… コトッ 振り返る 何もない …… 「今日も一個、多い。」 ドアが閉まる …… 一 二 三 四 …… コトッ