
「アイドルお姉さんの膝の上に座ったわたし」
[Intro] ゲームセンターの前 夕方の風 小さなステージのライト あの日の匂いを 私はまだ覚えてる [Verse 1] キラキラした子はいっぱいいた 背が高くて 細くて 雑誌みたいな笑顔の子もいた でも私は いつもあなたの列に並んだ 大きすぎる紙袋 地面に引きずりながら 手作りの衣装のリボン 何度も直してた 革パンのパパが 「転ぶなよ」って笑ってた [Pre-Chorus] あなたはいつも ステージの端っこで 一番大きく手を振ってた 「よく来たね」 その声だけで 世界があったかくなった [Chorus] あなたの膝の上で 子犬みたいにはしゃいでた 頭を撫でる手が すごく優しかった 可愛いって 顔だけじゃないんだって 私はあの日 初めて知ったの [Verse 2] 男の人たちは 違う列に並んでた でもあなたの前だけ 小学生がいっぱいだった 「かわいいね」 「衣装がんばったね」 名前を呼ばれるたびに 胸が熱くなった パパは後ろで 「いつもすいません」って 少し照れながら 頭を下げてた [Pre-Chorus] たぶんあの日から 私は決めてたんだ いつか同じように 誰かを迎えたいって [Chorus] ゲームセンターの前 小さなフリーライブ あの場所が 私の始まりだった スポットライトより あなたの「おかえり」が ずっと眩しかった だから今度は私が 誰かの居場所になる [Bridge] 少し曲がった縫い目も 夜中に作ったリボンも 全部 愛だったんだね あの頃はまだ 気づけなかったけど [Final Chorus] 今 小さな女の子が 大きな紙袋抱えて 私の列に並んでる 「よく来たね」 そう言いながら そっと膝を空ける あの日のあなたみたいに 笑える気がした

