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ありがとうの街

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V5.5

[Intro] [Verse 1] ブラウン管の奥で知らないアイドルが笑っている 電子レンジがいつも同じミスを繰り返す 団地の6階から見下ろす、平成最後の夕焼け 誰もいない西武百貨店の屋上で 僕はプラスチックのゼリーを食べていた これは音楽ではない ただのノイズの備忘録だ [Chorus] ダミーシンパシーをシュレッダーにかけて 僕らは本当に何も無かった デパートが消滅した街の地下道で 意味のない記憶だけが やたらと、綺麗に、並んでいる [Verse 2] 流体力学の教科書を破いて作った紙飛行機 処方箋の束がベランダから落ちていく 10代の顔なしたちは、駅前で偽物の現金を配り 古いデスクトップPCが、静かに熱を帯びていく 誰も僕を応援していない 誰も僕を傷つけていない それがとても、ひどく心地いい [Chorus] ダミーシンパシーをシュレッダーにかけて 僕らは本当に何も無かった デパートが消滅した街の地下道で 意味のない記憶だけが やたらと、綺麗に、並んでいる [Bridge] あ、な、た、の、た、め、 誰、の、た、め、で、も、な、い、 バグ、バグ、エラー、エラー 建物、建物、消滅、消滅、 [Verse 3] 駅前の時計の針が、進んだまま誰も直さない 地方都市の終わりなんて、こんな風に、ただ退屈に、 ただ安っぽく、カセットテープが伸びるみたいに、 静かに終わっていくんだと思う さようなら名前も知らない人たち。 [Chorus] ダミーシンパシーをシュレッダーにかけて 僕らは本当に何も無かった デパートが消滅した街の地下道で 意味のない入店音だけが 一番綺麗に、鳴り響いている [Outro] [Silence]