
[Intro] [Spoken] (十三番目の鐘――遠く揺れる低い鐘声) (影をなくした男が 月光の扉を叩く) [Verse 1] 薄紅の空を裂き 街灯影を伸ばす 列から欠けた空白 人々は息を呑む 破れた日記に残る 朱の香木の匂い 忘れた名を抱え 北の丘へ誘われる [Pre-Chorus] 黒曜の塔 蔦が脈打つ銀 銀の瞳が映す 記されぬ「誓いの夜」 [Chorus] 影よ 祈れ 孤月のロンド 声なき姫の歌 禁じられた塔を揺らせ 赦しを刻み 帰還を願い 欠けたふたり いま 対に還る [Verse 2] 「私は誰だ――」 液化した影が 淀み深く床をくらす 血の筆が応え 時の愛を今深く読む 無音の和声が 静かな霧を一人拾い 古鏡の少年騎士 運命を巡る [Pre-Chorus 2] 燃ゆる戦場 白金の塔 「必ず戻る」 「待っていたわ」 左頬の痣 同じ瞳の誓い [Chorus 2] 影よ 祈れ 孤月のロンド 白銀の指輪が呼ぶ名 胸の血を咲かせ 赦しと帰還 空白満たし 夜明け前 影と声が走る [Bridge] 砕ける扉 鏡の破片が月光を散らす 「Luna… この影を君へ」 「あなたの声を 私に返して」 半分の影と 半分の声が 黎明の風に 静かに溶け合う [Final Chorus] 影よ 祈れ 孤月のロンド 王宮の足音が また今近づき寄せ 無貌の影 祈り月姫に 手を取り共に 闇を舞い去る [Outro] (遠ざかる鐘――淡い息遣い) (影と声が重なる日まで)

