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奇行戦記バリグナー II  Wings of the Valkyries  #Varigner

【リミックス案内】 ✨ Remix Free Project ✨ 今回同時リリースする 「Wings of the Valkyries」 「Beyond the Dream」 「NEON ORBIT」 の3曲は、すべてリミックス自由です✨ もちろん、これまでに公開した『奇行戦記バリグナー』関連楽曲も、自由にリミックスしていただけます😊 リミックス、カバー、アレンジ、歌詞変更、タイトル変更、世界観の追加、独自解釈、オリジナルキャラクターや機体の登場など、基本的になんでもOKです✨ バリグナーの世界観から生まれた、完全オリジナル曲も大歓迎です😊 現在、リミックス・関連作品は200曲を突破しました🎉 バリグナーの世界では、みんなが主人公。 一人で完成させる物語ではなく、皆さんと一緒に作り上げていく物語です。 本編だけでなく、それぞれのキャラクターから生まれるサブストーリーも楽しみにしています😊 完成した作品には「#Varigner」を付けていただけると嬉しいです✨ 作品が完成したら、この曲のコメント欄で ギキューン🍜 と教えてください😊 見つけ次第、プレイリストへ追加させていただきます✨ 皆さんの描く、新たなバリグナーの物語を楽しみにしています✨ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ EPISODE 02 「静寂の終わり」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 砂漠の王国――。 青く澄み渡る空。 祝福の鐘が鳴り響き、人々は笑顔で花びらを舞わせていた。 今日はトゥアレグ族の姫・Pattyの結婚式。 ようやく訪れた平和。 誰もが、この幸せが続くと信じていた。 ──────────────────── その時だった。 式場の大型モニターが突然切り替わる。 『緊急速報。』 『所属不明機動兵器部隊が、地球連邦および帝国軍管轄宙域へ侵攻。』 『各艦隊が交戦中。』 『敵機数、およそ二十。』 会場が静まり返る。 Pattyはモニターを見つめる。 映し出されたのは、地球連邦旗艦ジークフリート。 次々と砲火を浴びる連邦艦隊。 「……っ!」 次の瞬間。 Pattyはブーケを祭壇へ静かに置くと、もう走り出していた。 誰も止められない。 仲間が戦っている。 その事実だけで十分だった。 王宮地下格納庫。 砂漠の風を思わせる機体――SV-09 Mistral。 整備員たちが振り返る。 「姫様!」 Pattyは笑顔でヘルメットを受け取る。 「結婚式の続きは、帰ってからね!」 軽やかにコックピットへ飛び乗る。 キャノピーが閉じる。 エンジン始動。 Pattyは真っ直ぐ前を見据えた。 「Patty、出ます!」 ──────────────────── 海辺の家――。 穏やかな波音。 SIDENはコーヒーを淹れ、 KARASUは静かな海を眺めていた。 「こんな日が、本当に来るなんてな。」 「ええ……。」 二人は微笑む。 もう敵同士ではない。 そんな平和が、この先も続くと信じていた。 その時。 警報音が部屋に響く。 モニターには緊急速報。 『所属不明機動兵器部隊確認。』 『地球連邦・帝国軍艦隊へ同時攻撃。』 KARASUの表情が変わる。 「……両方やられてる。」 SIDENは静かに尋ねた。 「また、行くんだね。」 KARASUは少し笑う。 「できれば、もう乗りたくなかった。」 少しだけ間を置く。 「でも、この平和は守りたい。」 SIDENは優しく頷いた。 「……帰ってきて。」 KARASUは軽く手を振る。 「もちろん。」 ──────────────────── 地球連邦旗艦ジークフリート。 艦橋に警報が鳴り響く。 「敵機二十!」 「第一防衛ライン突破!」 「敵部隊、コロニーへ接近!」 アリテアル大佐は即座に命じた。 「ジークフリート前進!」 「主砲、一斉射!」 巨大な主砲が宇宙を貫く。 しかし――。 「直撃!」 「敵機、健在!」 「装甲が異常に硬い!」 「各バリグナー部隊、緊急発進!」 ──────────────────── ジークフリート格納庫。 カレンとmanaが並んで走る。 カレンが笑う。 「mana!」 「最近は研究ばっかりで、腕がなまってるんじゃない?」 manaも笑う。 「失礼ね。」 「現役だって証明してあげる。」 「望むところ!」 パイロットたちが、それぞれの機体へ乗り込む。 Varigner Freedom。 Varigner Gold Frame。 Varigner NIGHT OWL。 アリアンロッド。 ヘリオス・エッジ。 Varigner Celestia。 「各機、発進!」 六機のバリグナーが宇宙へ飛び立った。 ──────────────────── 宇宙――。 黒い二十機のVarigner。 まるで一つの意思を持つように動く。 Freedomのビームが命中する。 しかし、敵は止まらない。 「硬い!」 ヘリオス・エッジが高速で切り込む。 だが、寸分違わぬ連携で迎撃される。 「連携が完璧……!」 アリアが遠隔兵装を展開する。 無数の光が敵陣を包む。 しかし敵は瞬時に散開し、再び隊列を組み直した。 YORUがFreedomの前へ飛び出す。 巨大なシールドが展開される。 「ここは私が守る!」 降り注ぐビームを受け止め続ける。 「みんなは前へ!」 その後方で、 Lunariaは迫り来る敵機を見つめていた。 「心を重ねて……。」 歌声に呼応し、Celestiaの光が強くなる。 次の瞬間。 Celestiaは敵の予測を外すように軌道を変え、 包囲をすり抜けた。 「今の動き……。」 manaが敵の反応を見つめる。 解析データが高速で流れる。 「……そういうこと。」 「みんな聞いて!」 「この機体にはパイロットが乗ってない!」 「全部AI制御よ!」 アリテアルが問う。 「弱点は?」 「あります!」 「AIは予測外の行動に弱い!」 「隊形を崩せば、演算が追いつかない!」 その瞬間、Freedomが包囲される。 「カレン!」 ──────────────────── 宇宙に黄金の閃光が走る。 「待たせたーーーっ!」 SV-09 Mistral。 Pattyだった。 カレンが驚く。 「Patty!? 結婚式は!?」 Pattyは悪戯っぽく笑う。 「逃げ出してきた!」 「続きは帰ってからやる!」 Mistralが敵陣を高速で駆け抜ける。 一瞬で編隊が乱れた。 「今よ!」 manaが叫ぶ。 Freedomが加速する。 「この瞬間を待ってた!」 青いビームサーベルが閃く。 敵機が真っ二つになり、爆散した。 「突破口、作る!」 アリアの遠隔兵装が一斉展開。 敵を四方から包囲する。 一斉射撃。 二機が同時に爆発した。 ヘリオス・エッジが太陽のような輝きを放つ。 「いっけぇーー!」 流れるような連続斬撃。 敵機は反撃する暇もなく撃破される。 Celestiaの光の翼が宇宙を舞う。 Lunariaの意志に応えるように、 機体は変幻自在の軌道で敵の隊列を切り崩していく。 YORUは静かに敵を見つめた。 「……人は、乗っていない。」 小さく目を閉じる。 「なら……。」 「もう迷わない。」 NIGHT OWLが盾を前へ構え、一気に敵へ踏み込む。 一閃。 敵機は両断され、爆発した。 「これ以上は……やらせない。」 ──────────────────── 黒い閃光が宇宙を切り裂く。 SHADOW RAVEN。 「悪い悪い。」 「ちょっと寄り道してた。」 一瞬。 三機の敵が同時に爆散する。 カレンの顔が輝く。 「KARASUさん!」 KARASUは肩をすくめる。 「俺が来たんだ。」 「ここからが本番だ。」 Pattyが笑う。 「やっと全員そろったね!」 「行くよ!」 Freedom。 Gold Frame。 NIGHT OWL。 アリアンロッド。 ヘリオス・エッジ。 Celestia。 Mistral。 SHADOW RAVEN。 八機が一斉に突撃する。 光が交差し、 爆炎が宇宙を染める。 次々と敵機が撃破されていく。 ──────────────────── しかし――。 残った敵機が突然動きを止めた。 全機が同時に後退を始める。 「撤退……?」 manaが呟く。 「違う。」 「最初から、戦闘データを集めることが目的だったんだ……。」 アリテアルは静かに命じる。 「深追いはするな。」 「敵の狙いは、まだ分からない。」 その時、manaの画面に微かな反応が走った。 「待って……。」 撃破された敵機の残骸から、 何かが遠い宙域へ送信されている。 「戦闘データが……送られてる。」 静まり返る宇宙。 その遥か彼方――。 暗闇に閉ざされた施設で、 集められたデータが一つの機体へと流れ込んでいく。 無機質な機械音声が響く。 『解析完了。』 『第二段階へ移行します。』 闇の中で、 眠っていた機体の瞳が静かに灯った――。