
[鳥のさえずり][恐竜の咆哮] (Aメロ) 朝もや 杉のにおい さわの水 顔をうつす 静かな山だったのに 最近なんか 騒がしい 「クマしゅつぼつ!」ってサイレンおおさわぎ おれの顔が夕方テレビデビュー ドングリ減って 腹が減って 降りただけで たちまち指名手配 (Bメロ) 誰が悪いとかじゃなく ただ山が 狭くなった でもマイク向けるみたいに 人間よ スマホを向けるなよ (サビ) おれは熊 ただの熊 ハチミツより 生きるのがゆうせん 怖がられて 追われながら 今日も山で食べ物探してる おまえらの町 明るすぎる 夜がぜんぶ 昼みたいだ ビビってんのは 人間じゃなく 案外 おれら熊かもしれない (Aメロ2) 畑には とうもろこし 柿の匂い 風に乗って 「入るな」って言われても 鼻は正直 食べ物に負けるんだ 子熊が後ろから ついてくる 「父ちゃん、あれ何?」って聞く あれは人間 便利だけど たまに急に 怒るやつらーー (Bメロ) 山道に置かれたトラップ 覚えたやつほど 戻らない ニュースでは「くじょ」のひとこと 名前もなく 終わってく (ラスサビ) おれは熊 牙も爪もある でも最初から 戦いたくない 鈴の音が 聞こえたなら ちゃんと向こうへ 逃げてる 山の奥で 眠るころ 遠くで街が まだ光る 「きょうぞん」って言葉より せめて おれらに静かな森をくれ (アウトロ) 春が来たら また歩く 悪者みたいな 影をして それでも腹は 減るんだよ おれも 生きてるから [恐竜の咆哮]

