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うどんでも茹でるほかない

V4.5+

[Verse 1] 朝のニュースは 塩辛すぎて ポットの水だけ やさしく沸いた 満員電車に 乗り遅れても 台所の月は 丸く光った [Pre-Chorus] 深く息して 鍋に火をつける 世界がざわつく音より 静かなぐつぐつ [Chorus] うどんでも 茹でるほかない ぐらぐらの今日に ネギを浮かべよう ため息は 湯気にまぎれて ほら やわらかくなるだろ 幸せは コシがだいじ ふにゃけないように さっと湯切り 「まあいいか」って つゆで流せば 生き延びる味がする [Verse 2] 既読の上に 「さよなら」スタンプ 観葉植物は 砂漠で伸びる 給料日はまた 紙飛行機で 遠くへ逃げた でも冷凍庫が笑う [Pre-Chorus] 三分のあいだ 世界が終わっても タイマー鳴ったら きっと戻れる [Chorus] うどんでも 茹でるほかない 散らかった心に 天かす降らせて 渇いた冗談 つゆで薄めて 舌にやさしい真実を 明日まで 持たせるために カマボコみたいに きれいな顔で 「大丈夫」って 麺みたいに のびない返事をする [Bridge] 正義はときどき しょっぱすぎるし 希望の賞味期限 切れてる日もある でも粉と水が 奇跡になるなら 僕らの夜だって こね直せる [Final Chorus] うどんでも 茹でるほかない ぐらぐらの今日に 笑いをひとかけ 涙は 湯気で目にしみるけど すすれば少し甘くなる 幸せは コシがだいじ ふにゃけないように さっと湯切り 「また明日」って どんぶりの底から ぬるい勇気が湧く [Outro] 食器を重ねて 夜をしまう (ずずっ——) まあ、生きてりゃ上出来。