
ガラス張りの夜景に 映るのは 知らない私 指先でなぞる街は まるで宝石みたいね カードで買える夢なら いくつも持っているのに どうしてこの胸だけが 空白のままなの 誰かの声 欲しくなる夜に 通知はただ光るだけ ネオンの海に溺れてる こんなに光にかこまれて 何も見えなくなるなんて ねえ 皮肉でしょう 空の近くのこの部屋で 世界を見下ろしてるのに たった一つの温もりが 手に入らない 曇ったグラス越しに 揺れる街 ぼやけていく 笑い声は遠すぎて 効果音みたいね 誰かのストーリーには 幸せが溢れてるのに スクロールする指だけが やけにリアルで “満たされてる”って言葉ほど からっぽに響くものね ネオンの海に溺れてる こんなに綺麗な世界で 息が苦しくなるなんて ねえ おかしいよね 空の近くのこの孤独 夜景が全部飲み込むの 名前もないこの感情 置いていけない もしもこの街の灯りが 全部消えてしまったら 私はやっと 自分の影に 気づけるのかな ネオンの海に溺れてる こんなに光に抱かれて それでも震えているのは どうしてだろう 空の近くのこの部屋で 一人きり 朝を待つの “幸せ”っていう言葉が 遠すぎる 夜が明けても 何も変わらないまま

