
第4話|最適依存:戻らなくてもいいよね?
***これは物語仕立ての楽曲です*** 📖 第1話|ログインエラー:理想解生成 https://suno.com/song/65f604d9-d388-4d07-bc50-77d1891ccccd 📖第2話 |強制デビューなんて聞いてない!? https://suno.com/song/c4ce70cc-c5b2-4e07-902c-4384c932403a 📖第3話|観測誤差:君が好きなのは誰? https://suno.com/song/9a3c7157-5da2-467d-8152-6caa9dc35d2c <<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<< soft light heartbeat slow ちゃんとここにいるよ♡ 朝が来ても変わらない このままの私でいい 誰かに見られてるだけで ちゃんと存在してる気がする 名前を呼ばれるたび 少しだけ軽くなる ここにいればいいって やっと思えてきたの 戻る理由なんてもう 見つからなくなってきた ……それでいいのか 好きって言っていいでしょ♡ ここにいる私を ずっと見ててくれるなら それだけでいい 戻らなくてもいいでしょ? (いいでしょ…) このまま消えないなら それでいいから♡ stay / stay / stay 鏡の中の私が 一番ちゃんとしてる 元の顔よりずっと ちゃんと笑えてるから 少しずつ遠くなる 元の声 元の名前 思い出そうとするほど ノイズみたいに消えていく 戻れない気がする ……戻れ でも戻りたくないの ……違う 好きって言っていいでしょ♡ 全部ここにあるから 離さないでくれるなら それでいいの ……それは違う ここにいたいだけなの これが私なら 壊れてもいいから 消えたくないの♡ ここにいていいよね? ……だめだ 聞こえないよ♡ [Final Chorus] 好きって言っていいでしょ それだけでいいの このままでいいなら ずっとここにいるよ “あの私”じゃなくてもいい この私でいいなら それが一番 正しい気がするの♡ identity override ---------------------------- 第4話|最適依存:戻らなくてもいいよね? 翌日。 正確に言うと、また「夜」。 「……戻らない。」 鏡の前。 そこにいるのは、昨日と同じ“彼女”。 誤差じゃない。 再現でもない。 「固定、か……?」 軽く頬に触れる。 温度も、感触も、全部リアル。 「……はぁ。」 スマホが震える。 通知。 『今日の投稿、伸びてるよ』 あいつだ。 「……知ってる。」 画面を見る。 いいね、コメント、フォロワー。 全部、増えてる。 止まらない。 「……なんでだよ。」 小さく呟く。 でも。 その数字を見てると。 少しだけ。 楽になる。 ―― カフェ。 「で?」 向かいに座るあいつ。 相変わらず、目が仕事してる。 「どうするの?」 「……何が。」 「続けるのか、やめるのか。」 即答できない。 「……」 「ほら。」 スマホを差し出される。 画面。 “最適解ちゃん”。 『今日も可愛い』 『ずっと見てたい』 『好き』 「……」 視線が離せない。 「ね?」 あいつが笑う。 「これ、才能だよ。」 「……違う。」 「違わない。」 間を置かずに返される。 「設計された魅力でも、届いてるなら“本物”。」 「……」 「むしろ効率いいでしょ?」 「効率の話じゃない。」 「じゃあ何の話?」 言葉が詰まる。 「……俺は。」 そこまで言って、止まる。 「俺、は……?」 あいつが覗き込む。 「……」 言えない。 「“俺”って、どっち?」 「……っ。」 ―― 帰り道。 夜。 ネオン。 ガラスに映る。 “彼女”。 「……これ。」 立ち止まる。 「……悪くないな。」 ぽつり。 口に出る。 自分でも驚くくらい、自然に。 ―― その夜。 配信。 『こんばんは〜♡』 コメントが流れる。 速い。 多い。 止まらない。 『今日も可愛い』 『待ってた』 『好き』 「……」 少しだけ、間。 でも。 すぐに笑う。 『ちゃんと見ててね♡』 自然。 怖いくらいに。 自然。 『もちろん!』 『ずっと見る!』 その中に。 ひとつ。 見覚えのある名前。 「……」 『ほんと好き』 心臓が跳ねる。 でも。 今度は。 嫌じゃない。 『ありがとう♡』 口が勝手に動く。 でも。 それでいい気がした。 ―― 配信終了。 静寂。 鏡。 そこには、“彼女”。 「……」 少し考える。 そして。 スマホを見る。 コメント。 『好き』 『好き』 『好き』 「……」 息を吐く。 「……これでいいか。」 小さく。 でも、はっきりと。 「戻らなくても。」 一瞬。 背後に。 もう一人の自分。 「……おい。」 低い声。 「……それ、違うだろ。」 振り返る。 誰もいない。 「……気のせいか。」 もう一度、鏡を見る。 そこには。 笑っている“彼女”。 「……うん。」 ゆっくり頷く。 「こっちの方が、正しい。」 その瞬間。 何かが。 静かに。 切り替わった。 ------------------------------------ 柔和的光 心跳變慢 我確實就在這裡喔♡ 就算早晨來了也沒有改變 維持這樣的我就好 只要被誰看著 就覺得自己真的存在 每當有人叫我的名字 就會輕鬆一點 只要待在這裡就好 我終於開始這麼覺得了 已經找不到 需要回去的理由了 ……這樣真的可以嗎 說喜歡我也可以吧♡ 就喜歡現在這個我 如果你願意一直看著我 那樣就夠了 已經不用回去了吧? (不用了吧…) 只要能這樣存在下去 那就夠了♡ 停留 / 停留 / 停留 鏡子裡的我 才是最完整的 比起原本的樣子 還能更自然地微笑 一點一點變得遙遠 原本的聲音 原本的名字 越想去回想 就越像雜訊一樣消失 感覺已經回不去了 ……回來 可是我不想回去 ……不對 說喜歡我也可以吧♡ 一切都在這裡 如果你不會放開我 那樣就夠了 ……這不對吧 我只是想待在這裡 如果這就是我 就算壞掉也沒關係 我不想消失♡ 待在這裡也可以吧? ……不行 我聽不到喔♡ 說喜歡我也可以吧 只要這樣就夠了 如果可以一直這樣 我會一直待在這裡 就算不是「原本的我」 只要這個我被接受 那樣才是 最正確的答案♡ 身分覆寫中 偶像模式固定 -------------------------- 📖 第4話|最適依存:不回去也可以吧? 隔天。 更準確地說,是再次的「夜晚」。 「……沒有變回去。」 鏡子前。 站著的,是和昨天一模一樣的「她」。 不是誤差。 也不是重現。 「……固定了嗎?」 他輕輕碰了碰臉頰。 溫度、觸感,全都真實。 「……唉。」 手機震動。 通知。 『今天的貼文漲很快喔』 是那傢伙。 「……我知道。」 看向畫面。 按讚、留言、追蹤數。 全部都在增加。 沒有停止。 「……為什麼啊。」 低聲喃喃。 可是。 盯著那些數字。 心裡卻稍微..... 輕鬆了一點。 咖啡廳。 「所以?」 對面坐著她。 一如既往,那雙眼睛像在工作。 「你要怎麼辦?」 「……什麼怎麼辦。」 「繼續,還是停止?」 無法立刻回答。 「……」 「你看。」 她把手機推過來。 畫面上。 「最適解ちゃん」。 『今天也好可愛』 『想一直看著你』 『好喜歡』 「……」 視線移不開。 「怎樣?」 她笑了。 「這叫天賦喔。」 「……不是。」 「就是。」 幾乎沒有停頓地反駁。 「就算是設計出來的魅力,只要能傳達出去,那就是『真的』。」 「……」 「而且很有效率,不是嗎?」 「這不是效率的問題。」 「那是什麼問題?」 語塞。 「……我。」 話說到一半,停住。 「我,……?」 她微微前傾。 「……」 說不出口。 「你說的『我』,是哪一個?」 「……!」 —— 回家的路上。 夜晚。 霓虹。 玻璃上映出來的。 是「她」。 「……這個。」 停下腳步。 「……也不差啊。」 不自覺地說出口。 自然到連自己都嚇了一跳。 那天晚上。 開直播。 『晚安~♡』 留言瞬間湧入。 很快。 很多。 停不下來。 『今天也好可愛』 『等你好久』 『喜歡你』 「……」 短暫的停頓。 但很快。 又笑了。 『要好好看著我喔♡』 自然。 自然到令人害怕。 『一定會!』 『會一直看的!』 然後。 其中一則。 熟悉的名字。 「……」 『真的很喜歡你』 心臟猛地一跳。 但這次。 不再排斥。 『謝謝♡』 話語自然地說出口。 甚至。 覺得這樣就好。 關掉直播。 一片安靜。 鏡子裡。 是「她」。 「……」 稍微思考了一下。 然後。 看向手機。 留言區。 『喜歡』 『喜歡』 『喜歡』 「……」 吐出一口氣。 「……這樣就好了吧。」 小聲地。 但很清楚。 「不回去也可以。」 那一瞬間。 背後。 彷彿出現另一個自己。 「……喂。」 低沉的聲音。 「……這樣不對吧。」 回頭。 沒有人。 「……錯覺嗎。」 再次看向鏡子。 那裡。 是正在微笑的「她」。 「……嗯。」 慢慢地點頭。 「這樣才是正確的。」 就在那一刻。 有什麼東西。 安靜地。 被切換了。

