
「ぬ」 ぬばたま 🍃彩葉集
塗り替えられない記憶がやたら ぬっと顔を出す それにも飽きた 抜き捨てた服を見ていたら 抜け殻になった気がした ぬめぬめとした感じは消えない 沼の中を泳いでるみたいに 拭ったところで言葉は取れない 糠雨はやまない ぼやけた視界に 濡れる身体 水滴を弾くあの日の指輪 温もりがどこかから生まれますように 盗まれたりしませんように この想いは 布で身体を包みながら ただ遮二無二 ぬいぐるみを強く抱きしめた私は ぬばたまの空に祈った 眠れそうにない夜に ぬりかえられないきおくがやたら ぬっとかおをだす それにもあきた ぬぎすてたふくをみていたら ぬけがらになったきがした ぬめぬめとしたかんじはきえない ぬまのなかをおよいでるみたいに ぬぐったところでことばはとれない ぬかあめはやまない ぼやけたしかいに ぬれるからだ すいてきをはじくあのひのゆびわ ぬくもりがどこかからうまれますように ぬすまれたりしませんように このおもいは ぬのでからだをつつみながら ただしゃにむに ぬいぐるみをつよくだきしめたわたしは ぬばたまのそらにいのった ねむれそうにないよるに

