
[Verse 1] 人は誰かを選ぶたび 同時に何かを捨てている 自由はいつも無傷じゃなく 関係の中で形を変える あなたが望む私になれば 私は私でいられるのか 期待という名の制度だけが 二人のあいだに先回りする [Pre-Chorus] 愛は純粋だと言うけれど そこには役割が入り込む 与える側と受け取る側 いつからそれを決めたのだろう [Chorus] Love is leverage これは二人の力学 近づくほどに生まれてくる 見えない作用の集積 Love is leverage 愛情だけでは語れない 自由と依存の境界で 人は相手を必要として 必要とされて変わってゆく [Verse 2] 言葉を多く持つ人ほど 関係を支配できるのか 去れる人ほど強いのなら 残ることには何がある 孤独を恐れるその分だけ 交渉の条件は狭くなる 好きというただ一語さえ 社会の文法から逃げられない [Pre-Chorus] 恋人という呼び名ひとつで 期待される振る舞いが増える 優しささえも習慣になれば 義務との違いが見えなくなる [Chorus] Love is leverage これは二人の力学 感情だけで始まっても 制度はあとから付いてくる Love is leverage 愛情だけでは語れない 選択と責任のあいだで 人は相手を求めながら 同時に自由を守ろうとする [Bridge] 誰かを持つこと 誰かに属すること 誰かを守ること 誰かに従うこと 似ているようで すべて違っている 対等とは 同じ量を差し出すことか 同じだけ傷つくことか それとも いつでも去れる二人が なお残ることなのか 関係は 感情より長く続く形式で 形式は 感情より先に人を縛る それでも人は 一人で完結することを選ばない [Last Chorus] Love is leverage これは二人の力学 所有でもなく服従でもない 不安定な均衡の上 Love is leverage 愛することはたぶん 相手を変えられる立場にいて 変えないことを選ぶこと 必要としても 奪わないこと 近くにいても 閉じ込めないこと 二人でいることを リアルにしないまま それでも二人でいること

