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高みにて言葉なく

高みにて言葉なく 雲は足下でゆるやかにめぐる 歳月は細く長い風のように 山々を吹き抜け 心の扉にも吹き込む もう 何を語る必要があるのか 石は知っている 時の重さを 揺れる木影は想いの手のように 孤独をなで 夢をなでる 世界が静まり返るとき 風だけが 私の代わりに語る 「沈黙の人こそ 遠くの声を聞ける」と 私は雲と風の境に立ち すべての喧騒を塵に還す ああ―― 高みに言葉なく ただ風の音が 人生すべてへの答えとなる