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風の中で

V6

[Intro] カウチに横たわり ベリージュースを飲む 氷が音を立てて沈み 添えたミントがくるりと回転した [Hook] ベランダは木陰で 小さな滝を一望できる おかげで吹く風は涼やか うとうとと微睡んでいた [Pre-Chorus] 知らないあなたとふたり 夕食を囲んで話をしていた 暖かなホワイトシチューにバゲット 白ワインを加えたから特別に 美味しいはずよと笑顔で言う私 [Chorus] あなたの顔は見えないままで 想いが募る 触れると温もり感じ まるでそこにいるみたい 恋もシチューも さめないままでいて [Interlude] 風の音 水の音 あなたの声 どこから聞こえているの? [Verse 1] 今日はローストビーフよ ホースラディッシュを添えて 玉ねぎのスライススープも召し上がれ あなたはいつも満足そうに 食べてくれるの なんでも美味しく そう言って笑うの [Pre-Chorus 2] いつもいいところで目が覚める あなたとの時間は午睡だけ 愛しいあなたとふたりきりで いつづけるにはどうしたらいいの? 目を閉じるたび あなたが遠くなる [Chorus 2] あなたの顔は見えないままで それでも声だけは近くにある 触れた指先 冷たいはずなのに 私の胸は温もりを覚えている 恋もシチューも さめないままでいて [Verse 2] 今日は何を作ろうか あなたの好きなものを教えて 聞こうとするたび 喉の奥で言葉がほどける 鏡に映った私の顔 どこか見覚えがない 口元だけが笑っている あなたのために笑っている [Bridge] 目が覚めるたび 部屋は少しずつ広くなる カウチも食卓も 私たちの影も 風にさらわれてゆく それでもあなたは そこにいるのでしょう? ねえ 返事をして [Final Chorus] あなたの顔を見せてほしい 一度だけでいい 触れさせてほしい 伸ばした手には風が触れて 指の隙間から光がこぼれた 恋もシチューも さめないままでいて [Outro] ベリージュースの氷が溶けて ミントはグラスの底に沈んだ 小さな滝を眺めるベランダ 誰もいないカウチ ふたり分の食器 ひとつだけ残ったスプーン 風の中で 私はまだ あなたを待っている