[Intro] 静寂を裂いた 錬成の音 砕けた式だけ 床に残る 失ったものを 数えるたびに 赤い右目が 答えを映す [Verse 1] 何かを得れば 何かを失う それが世界の「理」なら 差し出すものを 選べるうちは まだ優しい式だったのだろう ひとつ重ねて ひとつ壊して それでも答えを求めていた 正しい式を 信じていたんだ [Pre-Chorus] 錬金術は 嘘をつかない 同じ代価を 求めるはずだ なのにこの天秤は なぜ傾いたまま? [Chorus] 残された 痛みも過去も すべて代価と呼ぶのなら 僕が失ったものと同じだけ 何を世界は受け取った? 等価交換 それが「理」なら どうして傷だけ消えない? 答えのない式を睨みながら まだ答えを探している [Verse 2] 禁じられた式 触れたその日から 世界の輪郭が少し変わった 戻れないこと 分かっていても 知りたいという欲は消えない 錬成のたびに 減っていくもの 名前のないまま零れていく 最後に僕の 手元に残ったものは? [Pre-Chorus 2] 犯した禁忌 支払った代価 逃げるつもりなどない この右目に 刻まれたもの それさえ式の 一部なのだろう [Chorus] 残された 罪さえすべて 僕を作ったものならば 消えることない赤い証明 この右目に刻まれている 因果さえも 等価なら いつか答えは返るのだろう それでも今は 僕ひとりで この先を歩いていく [Interlude] 壊れた器を 元には戻せない 失った時間も 巻き戻せはしない それでも欠片を 拾い集めれば 別の形へ 組み直すことはできる 奇跡ではなく この手で [Bridge] もしも救いが 初めから無いのなら 黙った空へ 問い続ける意味もない ……そうだね 待つ理由なら もう何もない [Final Chorus] 残された この人生を この手でまた組み直していく 失ったものは戻らなくても 意味まで消えるわけじゃない 等価交換 その答えは 今も分からないけれど 罪も後悔も この赤い目も 静かに抱いて生きていく 消えない烙印も 僕を作った一部なら 神も奇跡も もう追わない 僕は僕自身を もう一度錬成する [Outro] 静寂の中 錬成が響く 赤い右目に 明日を映す