
石段を駆け上がる お囃子が風に乗る 浴衣姿の君ひとり 人波の向こう側 帯にはうちわを差して お面は後ろ向き カランコロンと鳴るゲタに 僕は目を奪われた 綿菓子の甘い匂い 金魚すくいの笑い声 提灯揺れる参道で 君を探していた 振り向いたその横顔 夏空みたいだった 胸の奥に焼き付いた あの日のまま今でも ラムネのような恋をした はじけて消えた夏の空 花火の音に隠れてた 言えない言葉抱きしめて ラムネのような恋をした 夕焼け色の帰り道 振り返る君がまぶしくて 僕は目を離せなかった 最後の花火の音だけが 静かな空に残ってた 言えないままの気持ちまで 夏が連れて行った ラムネのような恋をした はじけて消えた夏の空 花火の音に隠れてた 言えない言葉抱きしめて ラムネのような恋をした 祭りのあとの夜風の中 カランコロンと響くたび 君を今も思い出す あわい夏の夢ものがたり

