
高崎駅の ホームの隅で 東京ゆきの 汽車を見送る 「必ず帰る」と 笑ったあんた 赤城の山に 指を切った 初めの文は マメだったのに 今じゃポストも 風ばかり 誰かのために 生きてるのなら せめて嘘でも 知らせてよ 恨んで 泣いて 寂しくて あんたの温もり 思い出す 今日も身に染みる からっ風 赤城おろしの この街で 帰らぬあんたを 待ち続ける 赤城神社で あんたの無事だけ 祈ってる 山の雪解け 梅が咲いても 私の心は 冬のまま あんたの街にも 風が吹くのかい 赤城を忘れちまったのかーい 帰らぬ文を 数えるたび 憎さと恋しさ 募るだけ 今日も窓打つ からっ風 赤城おろしの この街で あんたの「ただいま」 待ち続ける 「あんた…… 赤城の山が見えなくなって、 私のことまで忘れちまったのかい……」 恨んで 泣いて 寂しくて それでもあんたを 憎めない 今日も身に染みる からっ風 赤城おろしの この街で 帰ると言った あんたを待つ 赤城おろしよ…… あんたの街まで 届けておくれ

