[Intro] (Soft piano and gentle acoustic guitar) (City noise fading out) [Verse 1] 上りきっても ただの壁 誰の足音も待っていない階段 見上げれば 二階にある扉 開けたらそのまま 空へと落ちるだけ [Verse 2] 隣のビルに 取り壊されて むき出しになった 家のシルエット かつてそこにあった暮らしの影が コンクリートのキャンバスに へばりついている [Pre-Chorus] 急ぎ足で変わる街の中で 君だけが忘れられたのに 静かにそこに立ち続けている [Chorus] ああ それは名付けられた孤独 誰にも触れられない けれど確かな 存在の残り香 意味を失ってなお そこに在り続ける 美しさ [Verse 3] ブロックで塞がれた 錆びついた門 開いた先はただの コンクリートの壁 かつては誰かが「ただいま」と言って この門をくぐった あの日があったのに [Pre-Chorus] 切り取られて 取り残されて 行き場を失くしたまま 街の隙間で ただ息をしている [Chorus] ああ それは名付けられた孤独 誰にも触れられない けれど確かな 存在の残り香 意味を失ってなお そこに在り続ける 美しさ [Guitar Solo] (Melancholic, echoing, slow electric guitar solo) [Bridge] 役に立たないものは 消えてゆくしかない世界で 君という存在が 愛おしくて [Chorus] ああ 君は美しいトマソン 時の流れから こぼれ落ちた欠片 誰も見ない 通り過ぎてゆく それでも私が 見つめているから [Outro] 夕暮れの街角 長く伸びた 階段の影 上っても何もない 何もないけれど (Fade out with soft piano)