[Prologue] ぶ厚いガラスに 額を押し当てて 夜の底に沈む 街を見下ろしていた [Verse 1] ここは安全で 誰にも触れられない 傷つくこともない 代わりにひどく冷たい 息で曇った窓に 指でなぞった軌跡は すぐに消えていく 自分の輪郭みたいだ [Pre-Chorus 1] 向こう側で瞬いている 無数の灯りの一つ一つに 僕と同じように 膝を抱え 息を潜める誰かがいるのだろうか [Chorus 1] 本当は 呼ばれたかった 透明な壁を叩いて 声を枯らして 「ここにいるよ」と 叫び続けた 孤独の箱から 届くはずもないと 諦めたふりをして [Verse 2] イヤフォンで塞いだ 耳の奥で鳴っている 誰かの作った歌が 今の僕の心臓だ どうしてこんなにも 悲しみが似ているんだろう 会ったこともない 君の震えが伝わる [Pre-Chorus 2] 守るために分厚くなった この透明な境界線を すり抜けてくる音 確かな体温が そこにある証 [Chorus 2] いまなら 呼べる気がした 不器用な声でいいから 息を吸い込んで 「君もそうだろう」と 問いかけてみる 一人きりの部屋から 放たれた祈りが 夜空を泳いでいく [Bridge] どれだけ壁を分厚くしても 完全に閉ざすことなんて 出来なかったんだ 隙間から漏れ出す 痛みの周波数が 同じ傷を持つ 誰かと共鳴していく [Guitar Solo] [Final Chorus] 壁を越えて 響き合え それぞれの箱から 持ち寄った声で 僕らは一人だ だから繋がれる 「ここにいるよ」と 「そこに行くよ」と 透明なガラスが 今、共鳴で震えて 砕け散っていく [Outro] 夜明けの光が 破片を照らす もう、隔てる窓はない