
[Intro] ── MMO RPG / JP Server ── 隻眼。 長髪。 長身のヒューマー。 ノダチ。ヤミガラス。 プレイヤーネームは Gonzales。 イギリス人。37才。男性。独身。 ▶ Gonzales 「大変な感謝」 「あなたの親切は」 「私の心臓を とても温かくした」 ……私は思った。 このままでは、彼は浮いてしまう。 [Verse 1] ▶ ポンコツ博士 「いいか Gonzales」 「“私” は冷たい」 「今日から一人称は『ゴンザレスたん』だ」 「“です・ます” は初心者だ」 「上級者なら “みゅ” を使う」 彼は少し黙り込み―― 静かに周囲を見渡した。 [Pre-Chorus] JP1「一番ゲットだお!」 JP2「みんな あったかいぽぅ!」 HENTAI「だいしゅきほーるどすりゅ~♡」 「な?」 「誰も “です・ます” なんて使ってないだろう?」 [Chorus] ▶ ゴンザレスたん “Oh... I understand.” 「大変な感謝みゅ」 「あなたからの親切は」 「ゴンザレスたんの心臓を」 「とても温かくしたみゅ!」 (そうだ――それでいい) 爆誕。異国の萌え侍。 [Verse 2] 「OKはチガウ!」 「“任せロリ!” もしくは “おかのした!” だ」 「肯定は “それな”」 「否定は “だが断る”」 「掛け声は “みゅ!”」 「あるいは “マジかYO!”」 「ありがとうは禁止」 「“サンキューガッツ!” を使え」 「ショトカに入れておくのを忘れるな」 [Pre-Chorus 2] 「レア装備を見た時は」 「OMGじゃない」 「こうだ」 「神すぐる!!!」 [Chorus 2] 仲間が倒れていく。 血飛沫。絶望。高難易度クエスト。 月明かりに煌めく妖刀ヤミガラス。 勝利を手にした隻眼の侍が ゆっくり振り返る―― 「剥ぎ取りタイムみゅ!」 [Bridge] 彼は学んだ。 間違った日本語を。 だが―― 「良い日本語」は教えることができたと そう信じている。 [Outro] なお、笑いと死体の山を巻き起こし クエストの難易度は爆上がりした サンキューガッツ! [End]

