[Verse 1] ねぇ、あの夜君が零した 「怖さは進化の前兆」だって 曖昧な理論みたいに 胸の深層で反芻してる 季節は何度も位相(いそう)を変え 色温度だけが残った 選択という名の誤差を 抱えたまま 今も歩く [Pre-Chorus] 未完成の輪郭線に 静電気みたいな熱が走る [Chorus] ただ、偏光する衝動を 偽装せずに掲げたい 揺らぐ確率未来さえ 再構成するほどに 痛覚ごと肯定して 深紅未満の光へ もう逸(まのが)れない 心の重力圏へ [Verse 2] 「正解」という標本箱に 収まらない感情群 笑われることよりも 無音でいることが怖かった だけど理解はいつだって 時間差で訪れる 「好き」という不可逆性は 理屈を超える現象だと [Pre-Chorus] 回避してきた昨日に 微かな祝福を置いて [Chorus] 何層でも越境する 崩壊は再生の前触れ その全てが固有振動 僕という証し、証跡(しょうせき)になる 赤道線のその先で まだ燃えているなら 怖くないよ もう借り物じゃない [Bridge] 願望がまだ対流するなら 臨界まで抱きしめる 曇りのない観測で描く 未確定の明日を [Final Chorus] ただ、偏光する衝動を 生存の証左として どんな暗部も透過する 僕でありたいと願う 悲嘆さえ推進力にして 駆け抜ける深紅未満 ねぇ、ありがとう 君が触れたこの位相で