
曇り空を見上げたまま、君のことを思い出す 星一つない暗闇に、沢山の君を描いた いつもの道を一人で歩く 空を舞う花びらに目を奪われて 「今年の桜は少し散るのが早いね」 なんて声、君はここに居ないけれど…… 満開の桜の下、微笑み返す君を 何度も思い出している…… 幾度も擦り減らした、記憶の中の君は あまりにも鮮明すぎて…… 何も見ずに描けるほど……君の全て、覚えてる 夢ひとつないこの日々に、沢山の道をくれた あの日の道を一人で歩く 君想う花束を、路地に捧げて 「今年はダメでもいつか二人で見たいね?」 思い出す君の声は……矛盾してる? 満開の桜だった? 微笑み返していた? 何度も思い出したのに…… あの日も隣に居た、本当で唯一の君と なにもかも、違う気がして…… 何回も描いていた 君を求める度に、何度も思い出す度に 少しずつズレていく、失い続けていく…… 一度でいい、比べさせて…… 一度でいい、また会いたい。

