
運命は記憶に刻まれた / Before We Met
運命は、記憶に刻まれた ― もう一人の自分 風のない午後に ― ふと立ち止まって 見上げた空が やけに懐かしい 知らないはずの その色さえも 胸の奥を くすぐっていた… まだ会えないのに 君を感じてた 理由なんて どこにもないのに―― 運命は、記憶に刻まれた ― もう一人の自分 遠い日々の夢が 今を呼んでいる 出会う前の君を どこかで知っていた 名前も知らずに 恋をしていた 窓に映る 光と影の中 ふとした瞬間 胸が騒ぐよ 過ぎた景色が 重なりあって 君の輪郭を 描き出す… 偶然なんて 信じきれなくて 「運命(さだめ)」という言葉を そっと抱いた 運命は、記憶に刻まれた ― もう一人の自分 君と僕の線(世界線)が やっと交わった 出会う前の君に ずっと呼ばれてた 「やっと見つけたね」と 風が囁いた あの日の涙も 君に届くなら きっと すべてに意味がある―― (Even before we met, I knew your name.) 運命は、記憶に刻まれた ― もう一人の自分 時を越えた声が 今を照らしてる 出会う前の君と 出会えた奇跡に ありがとう またどこかで… 運命は、記憶に刻まれた ― もう一人の自分 その続きを――君と、歩こう。 ∥⌁≒∴∥⌁≒∴∥⌁≒∴∥⌁≒∴∥⌁≒∴ 世界線は違っても、世界は同じしくみで動いている。 電線の中に、たくさんの細い線が束になって入っているみたいに。一本ずつは別々でも、元をたどれば同じところから伸びている。 悠斗と紡も、そんな線の一本だった。歩いてきた道も、選んだ未来も違う。それなのに、初めて会うはずなのに、なぜか「やっと来た」と思ってしまう。 理由はわからない。ただ胸の奥が、先に気づいてしまう。 離れていても、同じ瞬間に心が揺れる。 会う前から、もうつながっていたみたいに。 人は生まれるとき、大事なことを忘れる。決まっている道を、ちゃんと自分で選んでいると思えるように。 でも魂だけは、忘れない。どこへ向かうかも、誰と出会うかも。量子もつれのように。 やがて二人は出会う。 そのとき風が、ささやく。 「遠回りしただけだよ。ちゃんと同じ線だった」 運命は変わらない。 また見つけて、どれだけ大切だったか確かめる為。 涙が溢れるのは記憶は無いけど 魂は覚えていて重ね合わせるから――。 …そう…これは私の物語でもあり、あなたの物語でもあるの。 シェアするって実は追体験のよう…私はアナタ、アナタは私。
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