思考の回路は 絡まりすぎたイヤホンコード とこうとするほど 指先が空回る ここは酸素の薄い水槽 僕はただの熱帯魚 ガラスの壁に 何度も額をぶつけてる 正解という名の 透明な切符を 誰もが持って 改札を抜けていくのに 僕のポケットには クシャクシャのレシートだけ 煮詰まったスープの底で きほうがひとつ弾けた 「もういいや」って呟きが 着火剤になる 重たい錨(いかり)を 無理やり引きちぎって 迷いの 乱・乱・乱 心はまるで 壊れた信号機 赤と青が 同時に点滅して 叫んでる 浮かれた ラン・ラン・ラン 手放した理性は 紐の切れた風船 成層圏まで ヘラヘラ笑って飛んでいけ 視界はザラついた 砂嵐(ノイズ)のテレビ 明日はどっちだ 東西南北が溶け出した 出口のない螺旋階段を 目隠ししたまま おり続けてる気分 迷いの 乱・乱・乱 ぐちゃぐちゃに混ざる 絵の具のパレット 黒になり損ねたグレーで 今日を塗り潰せ 浮かれた ラン・ラン・ラン 足首には 錆びついたバネ 意味もなく跳ね回る 道化師(ピエロ)になって この夜の淵を 駆け抜けてしまえ 乱・乱・乱…… (渦巻くように) Run・Run・Run…… (彼方へ消えるように)