
[Intro] 夏は 人を開放的にするらしい まあ 分からなくもない 少しくらい 我儘になるのも ……分かる だが これは 聞いてた話と違う [Verse 1] 「まだ帰りたくない」 帰る家は 同じだろ 「そういう意味じゃない」 ……そうですか 「もう一軒」 「もう一曲」 「あと5分だけ」 明日は仕事だ 俺は刑事だ そんな事情は お構いなしか 「祭りに行きたい」 「花火も見たい」 「海にも行きたい」 ……全部? 「蒼真さんと!」 ……即答するな [Pre-Chorus] こっちは仕事だ 休みは不定期 事件に当直 呼び出しだってある 「公務員なのに?」 お前 刑事を なんだと思ってる 夏の所為か 暑さの所為か それとも俺が 甘やかしすぎた? ……いや 最後のは 考えない [Chorus] 夏が恋人を 我儘にした 「今日がいい」 「今がいい」 次の休みじゃ 駄目らしい 帰りたくない もっと遊びたい そんな顔して 袖を引くな ……分かった 予定を 見てみるから そんなに 嬉しそうに笑うな まったく なんなんだよ この 可愛い生き物は [Verse 2] 夏祭り ビアガーデン 嫌な予感は していたんだ 「俺も飲む!」 やめておけ 「一杯だけ!」 弱いだろ 「大丈夫!」 その「大丈夫」を 俺は信用してない 一杯目では 楽しそうに歌い 二杯目途中で もうフラフラ 「蒼真さん」 なんだ 「まだ帰らない」 帰るぞ 「やだ」 帰る 「やだ!」 ……警告したからな [Musical Dialogue] 公務執行妨害で 逮捕だ 行くぞ 「何の公務!?」 ……知らん 今決めた [Pre-Chorus] 立て 「無理」 歩け 「無理」 掴まれ 「無理」 じゃあ どうする 「……抱っこ」 …………。 俺は大人だ 俺は冷静だ これは開放 これは開放 これは―― ……分かった 来い [Chorus] 夏が恋人を 我儘にした 歩きたくない まだ帰らない なのに背負えば ご機嫌になる 首に腕まで 回してきた 「逮捕された」 ……そうだな 「どこに 連れてくの?」 家だ 「……愛の監獄?」 …………。 誰が教えた その言葉 [Long Bridge] やっと家まで 連れて帰って 水を渡して もう寝るぞ 「……一緒に?」 一緒に 住んでるだろ 「そうじゃなくて」 ……じゃあ なんだ 「一緒に 寝たい」 …………。 鳥乃 お前 本当に酔ってるな 「蒼真さん」 なんだ 「もう少し」 何が 「そばにいたい」 …………。 落ち着け 俺は 34 大人だ 刑事だ これくらいで 動揺するほど 子供じゃない 「蒼真さん」 ……なんだ 「もっと 一緒にいたい」 ……お前 それ 素面でも 言えよ かえりたくない 一緒に 行きたい まだ 寝たくない もっと そばにいたい 一つ叶えりゃ また一つ 我儘ばかり 増えていく ……なのに 嫌じゃない むしろ 嬉しいなんて ……俺も 大概だな [Final Chorus] 夏が恋人を 我儘にした そういうことに しておこう 海でも 祭りでも 連れてってやる 花火も 一緒に見ればいい 仕事は 休めない そこだけは 駄目だ だけど終わったら 迎えに行く 帰りたくないなら 背負って帰る 歩けないなら 俺が運ぶ 甘えたいなら ……好きにしろ どうせ俺は お前に弱い! [Final Push] 夜更かししたいなら 少しだけだ! 「朝まで!」 駄目だ! 「お願い!」 ……2時まで! だからなんで 俺が折れるんだ! 夏の所為だ! 絶対そうだ! 俺が甘やかした わけじゃない! ……多分 「蒼真さん」 ……なんだ 「好き」 …………。 ずるいだろ それは 全部、 夏の所為だ。

