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【ep.4 別れ】まぶたの向こうへ

[Intro] まぶたを閉じるたびに あなたの気配が 僕のとなりで揺れている カレンダーの端を 折り曲げて めくれない一日を 胸の奥でそっと開いてゆく [Verse 1] 水の音が優しく響く 朝のキッチン コーヒーの香りと 小さく鳴ったカップの音 洗い立てのシャツに触れた感覚を 僕はまだ 覚えている [Pre-Chorus] 失う前提で 抱きしめるなんて 残酷だと 思っていた でも今は そんな時間さえ 何より 愛しい [Chorus] この胸に詰めた 十年ぶんの「ありがとう」を 手渡したい たとえ離れたとしても この想いは 消えることはない あなたと過ごした日々が 僕の明日を照らしてゆくから [Verse 2] 窓の外に 雲が流れてゆく 「海に行こう」って あなたが言った 僕は 言葉をのみ込んで ただ頷いた 懐かしい海岸線の 波音が 二人の時間を刻んでいる [Pre-Chorus 2] 遠い未来を 約束できないのなら 「今」を 大切にしたい あなたが眠りに落ちる その前に もう一度 強く手を握ろう [Chorus 2] 十年ぶんの今日を 指先でたどって 抱きしめる 閉じたまぶたに まだ見ぬ海の彩(いろ)を描き足しながら 赦(ゆる)すって 忘れることじゃない 愛した証(あかし)に 変えてゆくことだろう [Bridge] 夜が深いほど 星は静かで 閉じたまぶたの裏で あなたが笑う それだけで 僕は今日を生きられた 離れても この想いは ほどけない [Final Chorus] あの日の僕たちを 解き放つように 朝のこない夜から そっと歩き出す あなたの幸せが 僕の希望になる その希望がいつか あなたへ続く光に変わるまで [Outro] まぶたを下ろして 「ありがとう」を 静かに伝えて まだ温もりの残るドアノブから そっと手を離し 僕は 一歩を踏み出す