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『家の電話と君の声』 ― 1985年、午後9時 ―

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V5.5

[Intro] (電話の呼び出し音) プルルル…… 夜の静かな部屋に 小さな勇気が響いた [Verse 1] 何度も書き直した 小さなメモの電話番号 受話器を握る手が 少し震えていた 時計を見ると九時過ぎ 迷惑じゃないかなって そんなこと考えて また深呼吸した [Pre-Chorus] 覚悟を決めて ボタンを押した夜 聞こえた声は 君じゃなかった [Chorus] 「君は誰だ?」 低い声が響いて 背筋が伸びた夜 何でもないふりをして 名前を伝えた でも君の声が聞こえた瞬間 すべてが変わった あの電話の向こう側に 僕の夏があった [Verse 2] 「今度の日曜日」 それだけの約束なのに 一日中ずっと 嬉しかったあの頃 待ち合わせ場所を決めて 地図を広げながら どこへ行こうかって 夜遅くまで考えた [Bridge] 便利じゃなかったけれど 不思議と忘れない 待つ時間も 迷う時間も 全部が恋だった [Final Chorus] 家の電話と君の声 あの日の小さな奇跡 今では笑ってしまう 青春の一ページ もしもあの頃の僕に 今会えるなら 「その緊張も大切に」 そう伝えたい [Outro] (受話器を置く音) また明日…… その一言だけで 幸せだった夜