
[Intro] 風を知らなかった 空を知らなかった 僕の世界はずっと 透明な Machine の中 誰かが回すたび 僕らは揺れて それを「動くこと」だと思ってた [Verse 1] 隣のカプセルとつながったまま 僕は今日も転がっている 少し変わった形だから うまく丸くは回れない ガラスの向こうを歩く人 開いては閉じる Capsule Wave のドア あそこまで行けたなら 自由になれるのかな Machine を出ることが 自由なのかな [Pre-Chorus] カチッ 誰かがコインを入れた ぐるり 世界が傾いて 僕は初めて 出口へ落ちていく これは自由? ねえ これが自由なの? [Chorus] Machine を出れば 自由ですか 誰かの手に届けば 自由ですか 閉じたこの身体を開いたなら 僕はもっと自由になれますか 知らない まだ知らない 空も 風も 飛ぶことさえも 僕はただ 透明な世界の外へ 出てきただけ [Verse 2] パキッと身体が開かれて 長いあいだ眠っていた Toy が 小さな手に抱かれて うれしそうに連れていかれる よかったね 君はずっと ここから出たかったんだね だけど残された僕は 空っぽになっただけ Toy が出ることが 自由なのかな それなら今 自由になったのは 僕じゃない [Pre-Chorus 2] 役目を終えた ふたつの殻 つながったまま 手のひらの上 「もういらない」 その一言で 僕は宙へ放られた [Bridge] あ―― 世界が ひっくり返る Machine が遠くなる Capsule Wave が小さくなる 初めて風が 僕の身体を通り抜ける 右へ開いて 左へ開いて つながったふたつの殻が 風をつかまえた [Final Chorus] ああ これが自由なんだ 出ることじゃない 開くことじゃない 誰かのものになることでも 空っぽになることでもない 誰の手にも触れない ほんの数秒 行き先さえ知らないまま 僕は空を選んでいた ずっと邪魔だと思っていた このつながった身体が 今 翼になる [Outro] 僕は捨てられた だけど 落ちてはいなかった 風が僕を抱き上げた 光が身体を通り抜けた ほんの一瞬 永遠みたいな一瞬 僕は翼を広げて 一羽の鳥になった

