[Verse 1] モーニングショーが言う「平和です」 テロップの裏で 誰かが泣いてる トーストの焦げを削るように 日々の違和感を なかったことにした 冷めたコーヒーに 薄まる夢の味 昨日の後悔を 砂糖で誤魔化して [Pre-Chorus 1] 善悪のニュースで 世界が回る でも僕の足は どこにも向かない 正しさなんて トレンドみたいなもので 更新されるたびに 誰かが叩かれていく [Chorus 1] モーニングショーの静けさが 今日も街を包んでいく 誰かの涙が流れるたび 画面の向こうで笑い声がする 信じがたいほど 穏やかな朝に 僕はただ息をしている [Verse 2] 改札を抜けて 人波の中 スマホの光で 心が霞む 夢の続きを語ることが だんだん恥ずかしくなってきた 「希望」って言葉が 広告みたいで 目を逸らすたび 現実が滲む [Pre-Chorus 2] 知らない誰かの怒りをシェアして 安心してる僕がいる 善意と承認が交差する場所で 言葉はノイズに変わっていく [Chorus 2] モーニングショーの静けさに 君の声がかき消される 優しさすらも演出みたいで 本音の居場所を失くしていく それでも何かを信じたい 曖昧なままの朝焼けの中で [Bridge] ねぇ 誰が決めたんだろう 正しさの定義も 幸せの形も 痛みを測るモノサシなんて どこにも売ってなかったのに 流れていくテロップをなぞりながら 僕はまだ息を確かめてる [Final Chorus] モーニングショーの静けさが 心の奥まで染み込んでいく 誰もが何かを演じながら 本当の声を隠してる 信じがたいほど 平凡な日々で それでも世界は動いていく [Outro] カーテンの隙間 光が差して 君の寝息が 小さく揺れる この穏やかすぎる朝を 信じることが 今の救いだ -------------------------------------------------------------- ## ライナーノーツ|モーニングショーの静けさ ## 朝はいつも同じ顔をしてやってくる。 モーニングショーの声が部屋に流れ、 世界の出来事がまるで他人事のように整っていく。 この曲の主人公は、そんな日常の中で 「自分の感情だけが置いていかれる」瞬間を見つめている。 怒るほどでもなく、悲しむほどでもない。 ただ、誰かの優しさや正しさが 少しだけ空回りして見える。 静けさの中で、 人は何を信じて、何を失っていくのか。 モーニングショーの穏やかな音に包まれながら、 今日もまた、誰かの心が静かに沈んでいく。 その沈黙の中にしか、 ほんの少しの“真実”は残らない。