
「思考の闇に堕ちた夜―月のない夜が明ける―」 (Remastered)
思考の闇に堕ちた夜―月のない夜が明ける― [序文] 最後に現れる「朱」は、血の色でもあり、朝日の色でもある。 ただモノクロの世界に差した色は――朱、それだけ。 私にとってはこれは叙情詩 [Verse1] もしも世界が… そんな夢か希望かもわからない事を 望みたくなるときって どんなとき? [Verse1-2] 私はね、もう人生始めからやり直したいんだよ 生まれ直すことではなくて自己に目覚めたとき 具体的にはいつ頃になるのかな? [preChorus1] 小学生かな? 中学生かな? まぁ、やっぱり十四歳を患っていた頃かな? うん、そうだね その頃がいいね [Chorus1] それでさ、患わないままで過ごせたなら どんな今になっていたかな? 少しはまともに大人になれていたかもなんて そんな夢か希望かわからない未来 思いを馳せたりしている これまでも これからも [Verse2] もしも未来が… 白紙のページのままで残されていたなら 私はそこに 少しばかりの色を塗っていたのだろうか [preChorus2] 笑っている自分 普通に誰かと歩いている自分 形のない幸せを 当たり前のように抱えていたかもしれない [Chorus2] 涙に沈まぬ夜 孤独に怯えぬ朝 そんな景色を夢見ては まだ間に合うのではないかと 愚かにも信じかけてしまう それでも―― 希望と呼ぶには儚すぎる影 淡く揺れて消えていく マボロシのように [Bridge] けれど願いを積み重ねるほどに 過去も未来も少しずつ色を失っていく 気づけばただ 灰色の今に立ち尽くしていた 夢でもなければ 希望でもなかった 私が求めていたのは ただの逃避―― それをわかっているのに 今日もまた、ほんの些細な事で 逃避の思考に馳せる もう悪い癖になってしまってる [Chorus3] あの日やり直したいと思った気持ちも これから違う未来を描きたいと思った気持ちも すべては現実から目を逸らすための 都合のいい幻想だった 思いを馳せる それは一つずつ色彩を失っていくこと それがわかっているのに… [Solo] [Final Chorus] 叶わぬ未来に見果てぬ夢と希望 歳を重ねれば重ねるほどに遠のく理想 ほんの些細なことですら、動けない 叶わないと決めつけて 色彩が消えてゆく それは自分の過去を否定すること それがわかっていても、尚 [Ending] 月のない夜 ここはモノクロの世界だ ……やがて滲む朱が 静かに、すべてを染めていく……

