
[Verse 1] ねぇ 気づけばまた 胸の奥でカチリと鳴るスイッチ 曖昧なままじゃ 明日さえも手触りがなくなるし 駆け足でめくれる ストーリーの隙間で呟く呪文 消えかけた勇気を 灯すみたいに唱えてる [Pre-Chorus] 「どうせ無理だよ」って 影が横からささやいてくる でもね それすらも 反動にして跳ね返したい [Chorus] 見せてあげるよ ほら 誰にも真似できない magic 笑われたって構わない 私だけのショータイムでしょ 止まらないで 今 心の奥が熱くなる方へ 新しい風を巻き起こす これは私の magic [Verse 2] ねぇ うわの空で 流されるだけの毎日じゃつまらない ひとかけらの勇気を ポケットから取り出してみる くだらない常識や 気にしてた目線を飛び越えていくの 間違って見えても 選んだのは私だから [Pre-Chorus] 迷いの糸さえ 逆に振り回して武器にするの ほらね ちょっとだけ 世界の色が変わって見える [Chorus] 見せてあげるよ 今 誰にも消せない magic 転んだってまだ終わらない ここから全部塗り替えるの 止まらないで もう 躊躇う理由なんてないから 新しい自分へと続く これは私の magic [Bridge] 泣きたい夜を 飲み込んで歩いてきたけど ほんの一歩で 景色はこんなに変わるから [Final Chorus] 見せてあげるよ ほら 誰にも奪わせない magic 傷ついても構わない 私だけの未来を描く 鳴り止まない鼓動 このまま進めばいいんだよ 光の方へ、今 これが私の magic ------------------------------------------------------------ ## ライナーノーツ|無自覚スパイラル ## この曲が扱う magic は、光り輝く奇跡ではない。 むしろ、誰も気づかないまま都市の陰で静かに蒸発していく予兆のようなもの。 掴もうとすると指先をすり抜けていく、名もなき微熱。 その儚さごと、この夜のどこかに密封されている。 「消えそうで消えない気配」は、幻想の話じゃない。 言葉にならなかった痛みや、飲み込んだ感情の残響。 それらは胸の奥で沈黙しながら、ゆっくりと形を変えていく。 やがてそれは、触れれば壊れると知りつつも、 どうしても確かめたくなる、小さな魔法になる。 魔法と呼んでいるのは、都合のいい装飾のためじゃない。 誰にも見せなかった弱さや裂け目が、 そのままの姿で静かに燃えている瞬間のこと。 それは救いではなく、ただそこに在るという事実への執着。 壊れた輪郭のまま息をしている感情。 値札もいらない。意味もいらない。 むしろ外側の評価から解放されることで、ようやく輪郭を取り戻す。 その無防備さは孤独ではなく、 自分の奥底にしまい込んでいた影を、そっと解凍する行為に近い。 消失に向かうものほど美しく、留まれないものほど強く残る。 この夜の空気が少しだけ揺れるたび、 その小さな魔法は、まだ息をしている。

