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木枯らし

V6

木枯らし -Kogarashi- 【Intro】 冷えた空を 裂いてゆく風 まだ残っていた 最後の色まで 奪うように―― 【Verse 1】 昨日までは ここにあった 赤く染まった 小さな季節 細い枝に しがみついて 終わりを少し 拒んでいた 雲が速く流れてゆく 街の温度が また下がる 名前も告げず吹き抜けた 風が景色を変えてゆく 【Pre-Chorus】 まだ行かないでなんて 言えるはずもなくて 指をすり抜けるように 季節は加速する 【Chorus】 木枯らしよ さらって 最後の葉まで 遠くへ 残したかった秋さえ 容赦なく連れてゆく 木枯らしよ さらって この胸に残る温度まで 追いつけない速さで 季節を奪ってゆけ 【Verse 2】 裸になった枝の向こう 低い空だけ広がってる 色を失くした帰り道 足音だけが乾いて響く 守りたかったものほど 風は簡単にほどいてく 握りしめた思い出さえ 冬の匂いに変えてゆく 【Pre-Chorus 2】 振り向いたその瞬間 もう秋はいなくて 昨日と今日の境界を 冷たい風が切り裂いた 【Chorus】 木枯らしよ さらって 最後の葉まで 遠くへ まだ終われない心ごと 夜の向こうへ連れてゆけ 木枯らしよ さらって この胸に残る温度まで 抗うほど強くなる 季節を奪う風 【Bridge】 一枚 また一枚 空へ放たれて 赤も 金も あの日の影も すべて遠ざかる 私はただ 冷たい風の中 過ぎてゆく秋を 見送っている 【Final Chorus】 木枯らしよ さらって 最後の一枚まで 空っぽになった枝だけが 冬の空へ手を伸ばす 木枯らしよ さらって もう何も残さなくていい 終わりを告げるその風で 次の季節を連れてきて 木枯らしよ さらって 秋のすべてを抱き上げて 追いつけない速さで 遠い空へ―― 【Outro】 風が止んだあと 静かになった枝に もう 秋はいなかった