Song Cover Image

花火の残響 by EN&ROW

どん…… どん…… 笛の音が夜を裂く 揺れる提灯 踊る影 熱を帯びた街が 息をする 熱帯夜 湿った風 浴衣の袖が肩をかすめる 焼きそばの匂い ラムネの泡 笑い声が夜空を埋める 人の波に飲まれながら お前だけは見失わない 何も言えず その横顔が 花火より眩しかった 祭囃子が速くなる 胸の鼓動が追い越していく 「今だけは」 終わるな この夜よ 打ち上がれ この胸の火薬 燃え尽きるなら お前と燃えたい 銀の声で叫んで 赤い鼓動で応えろ 夜空を裂いて 音になれ 散っても また咲けばいい 壊れても また歌えばいい 終わりなんか 俺たちが決める 最後の花火が空を染める 拍手だけが夜に溶けていく 露店がひとつ またひとつ 灯りを消していく 笑い声も 足音も 遠ざかる 火薬の匂いだけ まだ まだ 残ってる かな…… かな…… かな…… 熱帯夜なのに 少しだけ寒い 隣にいるのに 遠く感じる 帰り道 言えなかった 「帰りたくない」 その一言が 喉につかえたまま 静かに落ちる 叫べ!! まだ 終われない!! もっと!! もっと!! この夏を!! 壊せ!! 繋げ!! 響け!! 打ち上がれ 最後の花火 夜空より高く 心を焦がせ 祭りは終わる 夏も終わる だけど この音だけは 終わらない 喧嘩も 涙も 笑顔も 全部抱いて 俺たちは また鳴らす Never End… Never End Roll… ひぐらしが鳴く 静かな帰り道 肩が触れる 何も言わない それだけで 十分だった 遠ざかる祭囃子 消えていく花火 それでも 胸の奥では まだ…… まだ…… 鳴ってる どん…… Never End Roll.