眠っていた未来は  何故空で輝いているのか 七彩を感じて  天へ向かうのは邪なのだろうか 一陣の風となる  そう 遠くに発つ人々にも問い正して  あの雫を遺ける  静かに目を閉じて 浮んだ涙に乗せて尽きる花々 光を掠めて舞っている 鮮やかに咲き染めて  果然たる情景よ すぐ遠のいてしまうのに しなやかに弧を描いて  星光のように  幾つもの世界で 空に重ねた灯りの色  雲の隙間から 憧かく浴びて  人々もそう 相染めて交わる 立ち尽くしていた  独りで雨に濡れながら 七彩を知って  生きたいと願うのは執着なのか 朧気が過ぎた頃  残心を見ている蒙昧 振り向いても  決して解は読めないから 「躊躇い行く」 また指の端に止まる 邂魂の花 時と風を掠めていく 描いていた現実が目霧りゆく 大して意味もないのに 夢のように消えていく  泡沫の眺め 相変わらずの世界で悶えて 瞬星に願いを  散花を交わす 原色もなく  せせらぎの心を染め上げていく 思音もなく  今日も明日もまた 心に明かり灯して  重ねてひとつ 重ねてふたつ この先もずっと変わらずに 輝きますように 探し続けていた 夕日の色を  河岸を彷徨う去影を 置き去りの先にあった この虚しい憂いた夢を埋めよう 「あれから君はずっと春光を待って…」