Song Cover Image

八月の写真

【Intro】 まだ眠そうな街を抜けて 窓の向こうに海が見えた 今年もまた始まるんだ 短くて長い夏の一日 【Verse 1・Rap】 朝八時集合 なのに一人来ない 電話を鳴らしてもやっぱり出ない コンビニの前 氷が溶ける 早くしろって笑い声が増える 古いワゴンに荷物を積んで 誰の選曲か分からない歌で 音量上げれば気分は上々 渋滞さえ今日は旅の一部 トンネル抜けた瞬間の青 助手席の君が指さす方向 去年より少し短い髪 気づいたけれど言えずにいたり 予定なんて最初から適当 道を間違えて海へ遠回り それでも誰も怒らない 夏ってだけで全部悪くない 【Pre-Chorus】 白い雲を追いかけて 知らない道を曲がってゆく 今日がいつか遠くなっても 忘れないように笑っていよう 【Chorus】 八月の写真を残そう 眩しすぎて目を閉じるほど 波の音も君の声も 全部ここに焼きつけよう やがて季節が変わっても 同じ空を思い出せるように 帰りたくない今日のことを 僕らは歌にして残そう 【Verse 2・Rap】 砂浜着いたら場所取り開始 日焼け止め誰か持ってないらしい 浮き輪を膨らます肺活量 横で笑われ少し不本意 焼きそば ラムネ 濡れたタオル 砂まみれになったサンダル くだらない話 途切れないまま 太陽だけが西へ傾いた 君と二人 売店まで歩く 遠くの仲間が小さく見える 少し静かな声になって 最近どうって君が聞いた 本当は言いたいことがあった だけど潮風に紛らせたまま 冷えた缶を君に渡して またみんなのいる方へ戻った 【Pre-Chorus】 オレンジ色の水平線 長い影が並んでゆく 楽しい時間ほどなぜだろう 終わりの気配を連れてくる 【Chorus】 八月の写真を残そう 笑いすぎてぶれたままでいい 濡れた髪も赤い頬も きっと明日には宝物 やがて僕らが変わっても この一日を思い出せるように 言えなかった胸の言葉も 波の音と一緒に残そう 【Verse 3・Rap】 帰りの車は少し静か 疲れて眠る仲間の隣 窓に流れる街灯の明かり ラジオだけが途切れずに鳴る バックミラーに小さくなる海 今日が終わるのを認めたくない 君は隣で写真を見ながら これ変な顔って声を殺した 赤信号でふと目が合って 言いかけた言葉を飲み込んで また来ようねと君が笑う それだけで少し救われた夜 夏は毎年やって来るけど 同じ僕らにはもう戻れない だから今日を覚えていたい 何でもない日の全部を残したい 【Bridge】 花火みたいに消える時間 掴めないから美しいのかな 寂しさまで持ち帰ったら この夏はまだ終わらない 【Final Chorus】 八月の写真を残そう 眩しすぎて目を閉じるほど 波の音も君の声も 全部ここに焼きつけよう やがて季節が変わっても 同じ空を思い出せるように 帰りたくない今日のことを 僕らは歌にして残そう 八月の写真を残そう 笑いすぎてぶれたままでいい 何年先も見返すたび あの日の風が吹くように 言えなかった胸の言葉も 今はまだそのままでいい 君と過ごしたこの一日が 僕の夏を照らしている 【Outro】 車を降りて手を振った 夜の匂いが少し変わった 夏はまだ続いているのに 今日だけがもう思い出になる