
二口女房【怪異・日本昔話】
[Intro] 遠い昔 あるところに 優しい男が いたそうな She was never human… [Verse] 働き者の その男 迎えた妻は 美しく 飯を食べない 不思議な人 しかし家の米は 減るばかり 気になった 夜になると 髪を解く 鏡の前で ほほえんで [Pre-Chorus] 何かがおかしい 何かが違う されど妻への 愛があった [Chorus] 後ろに口が あったのだ 髪の下から のぞいている 暗闇の中 むしゃむしゃと 飯を食らって 笑っている 人間じゃない 人間じゃない あの瞳で 何を見る [Post-Chorus] She was watching… ……食べて 食べて もっと 食べて [Verse 2] 男はそっと つけていく 夜の闇へと 消える妻 俵の米が 減っていく 蔵の米まで 食い尽くす やっと分かった その真実 ふたつの口が ねだっていた [Pre-Chorus] 逃げたいけれど 足が動かぬ あの目が 離れない [Chorus] 後ろに口が あったのだ 髪の下から のぞいている 暗闇の中 むしゃむしゃと 飯を食らって 笑っている 人間じゃない 人間じゃない あの瞳は 俺を見ていた [Bridge] あれは物の怪か それとも 飢えに飢えて 苦しんだ 女の成れの果てか 誰も知らない 誰も聞かない 世の中には 見てはいけない ものがある Something ancient… Something hungry… [Breakdown] 男は逃げ出した 妻は言う 見たな—— [Build-Up] むしゃ むしゃ むしゃ むしゃ むしゃ むしゃ 食べている 食べている 食べて—— [Double Chorus] 後ろに口が あったのだ 髪の下から 笑っている 人間じゃない 人間じゃない それでもあの瞳は 涙だった [Post-Chorus] She was never human… But she was never free… [Verse 3] 口が叫ぶ 後を追う 土を蹴って 駆けていく 男は走る 夜の道 菖蒲の匂いが 鼻をつく あの手が届く 間際に—— [Pre-Chorus] Run, don't look back… The mouth is screaming… [Chorus] 菖蒲は邪気を 払うのだ 追い払え この世の理が 守ってくれ 神に祈って 逃げ切れた 女は叫び 山に去る 息を切らした 暁に たどり着いた たどり着いた 朝日の中で 倒れこんだ [Outro] It is over… Or is it…? 日が昇る 町の外れ 男はひとり たたずんで 菖蒲の香りが 風に乗る [Ending] She was never human… 遠い昔 あるところに ふたつの口を 持つ女が ただ食いたくて ただ生きたくて 闇に消えたと いうそうな


