
[Chorus 0] その正義は 一体だれを救うの でかい声の 向こう側で 小さく丸まる人がいること その目でちゃんと 見えているかい 正解ばかりの顔って なんか怖いんだよ [pause for a beat] [Verse 1] 昼休みの 薄暗い画面 また知らない誰かが叩かれてる 切り取られた たった十五秒で その人の全部を決めつけるんだ 「悪い奴なら殴っていい」って 君の指先が また石を投げる 昨日は笑っていたはずの口が 今日は誰かの息を止めてる [Pre-Chorus 1] 間違いを正したい気持ちは きっと嘘じゃないんだろうけど ぎゅっと拳を握った時点で 大事なものを落としてないかい [Key Change] [Chorus 1] その正義は 一体だれを救うの 言い負かしたら それで満足かい 震える声を靴の裏で踏みつけて これが優しさだと言えるのかい 人を裁くその顔を 鏡で見てみなよ [pause for a beat] [Verse 2] 都合のいい言葉だけ集めて 小さな部屋に鍵をかけてる 気に入らない意見は窓から捨てて これで平和だと笑うのかい 信じたいものだけ信じ込んで 少し疑う奴には噛みついて 白か黒かだけで切り分けたら 夕焼けさえも罪になるよ [Pre-Chorus 2] もしかしたら自分のほうが すっかり間違ってるかもしれない そんな一秒を心に持てることが 本当の優しさなんじゃないかな [Key Change] [Chorus 2] その正義で 一体だれを傷つけた 整った文字の 裏側で ひとり眠れぬ夜を明かす人を 君は想像したことがあるかい 答えなんてさ 一つじゃないんだよ [pause for a beat] [Verse 3] 実を言えば 私も昔 声を荒らげたダサい夜がある 黙り込んだ相手の顔を見て 勝ったつもりで笑っていた 次の朝の ぬるいコーヒー 画面に残る醜い言葉 向こうにいる知らない誰かにも 私と同じ朝が来ていた [Bridge] 悪いことを駄目だと言うのは そりゃあ大事なことだけどさ 人をぐちゃぐちゃに壊す理由には どうあがいたってなりゃしないだろ 許すことだけが愛じゃないし 黙って見過ごすのも違うけど 刃物みたいな言葉を選ばずに 伝えられる道はきっとある [Pre-Chorus 3] 正しくいるより難しいのは 自分のズルさを疑うこと 振り上げた拳を下ろせる人を 私は弱いなんて思わない [Key Change] [Chorus 3] その正義で 一体だれと生きていくの 敵をすべて追い払ったあと 誰もいない がらんどうの部屋を 平和と呼んでひとりで笑うのかい 君も私も 何度も間違えるのに [pause for a beat] [Big Finish] その正義は 一体だれを救うの 今すぐ答えを出さなくていい 間違いを正そうと急ぐその前に 目の前の痛みを見つめておくれよ 正しいだけじゃ 全然足りないんだよ [Outro] 信じ切ることは綺麗だけど 疑いながら抱くのも愛だと思う 洗面所の鏡から目をそらさずに 今日の自分へ ちゃんと聞いてみなよ その正義は 本当に誰かを愛せてるかい [End]

