
雨粒が頬をすべり 静かな春を呼ぶ 白い花びらは ガラスのように揺れ 隠されていた景色が 少しずつ透きとおり 閉じていた心まで ひらかれてゆく 涙に濡れて初めて 本当の私が映る 自由奔放な想いを 隠さずに見せたい サンカヨウ、透明な歌声と 雨のリズムに合わせて響く 閉じ込めてた願いさえ 清らかな光に変わっていく 夕暮れの森に やわらかな風がほどけて 足音は水面に落ち 記憶を揺らして消えた あやふやな未来も 今は怖くはない 濡れた花弁が そっと背中を押してくれるから 涙に濡れて初めて 優しさを知った 自由奔放な笑顔で 明日を迎えたい サンカヨウ、儚いきらめきと 夜の静けさに溶けるガラスの歌 隠していた痛みさえ 澄んだ夢に変えてくれる 消えそうで消えない 透明な姿 その美しさに触れた瞬間 永遠になる サンカヨウ、自由な心で 涙の雫は宝石へと変わる 隠していた私ごと優しく包んで ゆっくりと光に溶けていく 雨上がりに残るのは 透明な私と 芽吹く春

