『夜明けへ至る物語』  3.夜を裂く霧 闇を切り裂く冷たい風が 朽ち果てた道をただ通り過ぎる 崩れた空に浮かぶ残像 答えを求めて足跡を残す… 何も見えない…深い霧の中 立ち尽くす身体が沈む音を立てる… 砕けた祈りも、乾いた声も 闇に溶けてく…手に届かない 進む理由さえ、掴めないまま ただ虚空を彷徨うの…ひとりきりで 遠く微かな光が揺れて 心の奥まで、確かに染み込む 伸ばすこの手が、触れる瞬間 また踏み出す足、あの声が響く… 「まだ進めるよ」 胸に刻むように 響いた声だけが、沈む夜を掃う… 崩れた祈りが、小さな種に 揺れる未来が、そっと滲んでく 重ねた歩みが導く方へ 深い霧のその先に、明日が見える 過去を超えて…今、ここから 新しい世界へ! 砕けた祈りも、乾いた声も 諦めないよ…手に届くから! 進む理由さえ、見つけられたなら ほら虚空を抜け出すの…待っていてね

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