色とりどりの この世界 いつからか 色あせた いつのまに 知らぬ間に そっと しのびよってきた しだいに 豊かに 多彩に  色鮮やかな この世界 幾重にも おりかさなり 見たこともない 色彩で いくつもの 絵が描かれた 見た人 こころ うばわれた 赤い色が うすれていき なんだか あじけ なくなった たった一つの 色だけど 失われて 気づいた 赤が 赤で あることに たしかに あった 赤い色 色とりどりの この世界 いつからか 色あせた いつのまに 知らぬ間に そっと しのびよってきた 一つ失い 気づいた でも まだ 星の数ほどの 多彩な色が あるはずだと 知らないふりをした 僕 二つめは 青い色 二つの色が 失われ 景色が 一気に 変化して 僕の色も うすれてく こころうばった 絵画たち いまでは ただの かざりにも ならない しかたない どうしょうもない 僕に なにが できるだろう 色とりどりの この世界 いつからか 色あせた いつのまに 知らぬ間に そっと しのびよってきた いつか 僕が 失われ 赤が 消えた そのときに みないふり しらないふり 自分のみに ふりかかり 僕の色じゃ なくても 赤は 誰かの 色だった 誰かの色を 救おうと できていたなら 今はない 誰かの色も 僕の色 僕の色だって 誰かの色 色とりどりの この世界 きっと とりもどすこと できるはず