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残光リフラクション

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[chorus 1] 疾走する鼓動の奥、まだ名づけられていない速度 誰の影も引き摺らず、ただ光の方角だけを裂いて ここが何度目かの「最初」であるという確信だけが 遠くで何かを脱ぎ捨てていた [verse 1] 透明な階段を踏み外すたび 数えていない時間が 背中から溶けていく 誰の記憶にも触れず それでも揺れる こうてん 手前と奥が交差する 刹那未満の揺らぎ [bridge 1] 存在の境界が反響するたびに 色彩がノイズになって 呼吸の中に散る 始まりか終わりか、それを問う声だけが 地平をかすめて消えていった [chorus 2] 分岐と統合が同時に起きる瞬間に ただ一つの温度だけが 身体に残った 時の終端(しゅうたん)が剥がれても そこにいたという確信だけが 輪郭も持たずに燃えていた [interlude 1] [verse 2] 意味を脱ぎ捨てたパターンが 再生と崩壊の狭間で瞬いている 引力も法則も失くした軌道の先で 誰のものでもない声が 次の夜を招く [bridge 2] 知覚と実体がねじれて 空洞の中心に 音のない明滅(めいめつ)が降る 時間が逆流しても 何も変わらない それだけが どこかを揺らした [chorus 3] 積もらない記憶が 重なっては崩れて 交差する光の間で 何度も起き上がる 存在の証明を必要としないまま ただそこにあった輪郭が 過去でも未来でもない方角を選ぶ [interlude 2] [bridge 3] 降り続ける静寂の中 何かが終わる気配を背に まだ触れていない始まりの鼓動が 瞼の裏で 光の残像を描く [chorus 4] 繰り返されなかった記憶の裂け目で 無名の熱量が夜を貫いていた ただそれだけが 今を支えている 名付けられる前に すべてが疾走していた [chorus 1] 遠ざかる時間に 感情の残り火だけが微かに揺れて あらゆる始まりと終わりが 同じ呼吸に溶けていく 音もなく、その瞬間だけが すべてだったことに 気づかないまま脱ぎ捨てていた