
誰も知らないままで 季節はまた変わる 電線の上を渡る鳥は 何を見ているのだろう? 置き去りの夕暮れも 名前のない風も この美しい世界と踊る 理由なんてなくていい 坂の途中で止まったまま 動かない影がある 遠くの雲はゆっくりと 形を変えていく 昨日まであった店も いつの間にか消えていた それでも街は静かに 次の朝を待っている 白い花が揺れていた ただそれだけのことを なぜだか忘れたくないと 思ってしまうのはなぜだろう? 誰も知らないままで 季節はまた変わる 水たまりを越える空は どこまで続くのだろう? 置き去りの夕暮れも 帰り道の匂いも この美しい世界と踊る 答えなんてなくていい 遠ざかる鳥の影は 何も残さないのに どうしてこんなにも 目を離せないのだろう? 消えていくものばかりが 綺麗に見えるのなら この美しい世界と踊る 今日もまた この美しい世界と踊る

