
1#うたかたのやふに (平安 ver.春霞)
V5
泡沫(うたかた)のやふに 儚く消え往く恋心 泡沫(ほうまつ)の夢の如く 掌(てのひら)をすり抜ける 届かぬ思ひ胸を焦がす 貴方は今どこにいるのでせう 胸に残るぬくもりだけが まだ私を解(ほど)かない 思ひ煩(わずら)う夜 思ひが募(つの)る朝 貴方の心の中に 私は居るのでせうか 泡沫(うたかた)のやふに 寄せては引く気持ち 掴めぬままに指先が震える ひとときでいい ひとめでいいから 届けこの思ひよ 夜を越えて 過ごした時は刹那 冷たくも暖かく ともに見上げた夜空 今はひとり見上げる 浮かぶ朧月(おぼろづき) 伸ばす手も届かぬもどかしさ 胸だけが裂けそうで 心寄り添った日は あまりに脆(もろ)く短く 触れた眼差しの中に 私はまだ居るのでせうか 泡沫(うたかた)のやふに 寄せては引く気持ち 掴めぬままに指先が震える ひとときでいい ひとめでいいから 届けこの思ひよ 夜を越えて 今宵舞う私は櫻 はらはらと散る思ひ 吹く風に身を任せ 貴方のもとへと舞い降りる 風よ 誘(いざな)え あの人のもとヘ ひとめでいい ひとこえでいい 微(かす)かな願ひを連れてゆけ 届けこの思ひよ 届け私の思ひよ

