[Intro] [Verse 1] 午前二時の 細い路地 いつもの灯りが まだ消えない 赤い暖簾を 風が揺らし 白い湯気が 夜に溶ける 通り過ぎる つもりだった なぜか今夜は 足が止まる 黙って鍋を 見つめる背中 遠いあの日を 思い出す [Pre-Chorus] 「へい、お待ち」と 丼を置けば 客の笑顔に 目を細める ふとしたその仕草 なぜだか胸に 沁みてくる [Chorus] 赤い暖簾の 向こう側 変わらぬ灯りが そこにある 誰かの夜を 温めて 誰かの明日を 支えてる 俺には少し 眩しくて 今夜もそっと 通り過ぎる 湯気の向こうの 丼を出す なぜか忘れられない夜 [Bridge] 昔のことを 思い出す 腹を空かせて 暖簾くぐり 何も言わずに すすった夜 あの味だけが 胸に残る 今じゃ俺も 歳を重ね 帰る場所さえ 遠くなった それでもここは 変わらない 赤い灯りが 待っている 気づけば足が 戻っていた 今夜くらいは いいだろう [Final Chorus] 赤い暖簾を 見つめながら 懐かしい香りに 立ち止まる 不器用な夜も 悪くない ここに帰れる 夜がある 湯気の向こうで 笑う顔 何も言わずに 丼を出す 変わらぬ味と 変わらぬ灯り 明日もきっと 歩いてゆける [Ending] おやっさん…… 一杯。