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コンプライアンスの舞台裏

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V6-MINI

[Verse1] 朝のホーム 整列乗車 前に女の子が立つ 見えない距離計が作動する 急に振り向かれたらどうしようと少しだけ息を潜める 満員電車に押し込まれたら 両手は吊り革 見たくもない窓の広告を ひたすら見つめる [Pre-Chorus] ざわめくホーム窓の外を見れば 線路で転げながら逃げるおっさん 痴漢かそれとも冤罪か 真実はわからない 「明日は我が身か」 とつり革を持つ手に力が入る [Verse2] 会社に着いて 階段で若い女性社員と鉢合わせ 「お先にどうぞ」 と言いかけて 後ろをいけば目のやり場に困る あらぬ疑いをかけられぬ前に 逃げるように先に上がる 何気なく 「どこに住んでるの?」 と聞くのも今はリスク [Pre-Chorus] 「いつも頑張ってるねちゃんと見てるよ」 なんて励ました日にゃ 翌日、総務の個室に呼ばれる同僚 「セクハラ・パワハラには注意しましょう」 壁のポスターが 今日も無言で監視している [Bridge] コンプライアンスの波に飲まれ 言葉を飲み込む毎日 叱ることも 褒めることすら怯え 気づけば誰とも 本音で笑い合えなくなった 家族の為 会社の為にと擦り減らしてきたこの心に 冷たい錆が降り積もる [Climax Chorus] 誰かを守るための正しさが いつしか俺を縛る鎖になった 腫れ物に触るような部下の目線に 乾いた愛想笑いを返す 誰も傷つけない代わりに 誰とも繋がれない 触れない、見ない、深入りしない ネクタイと一緒に 息苦しさまで締め上げて 今日も俺は 令和を生き抜いてみせるさ