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ブラックコーヒーを片手に

[intro] 湯気の向こう 夜明け前のキッチン 静かに鳴る時計の音 カップの中 揺れてる黒 これが大人の味だったっけ? [Verse 1] 初めてブラックを飲んだのは いつのことだっけな 顔をしかめて 無理して笑って 「大人だね」って言われた日 苦いだけで よく分からなくて でも背伸びした自分が ちょっと誇らしくて ちょっと怖かった [Pre-Chorus 1] 強くなること? 我慢すること? 答えはまだ曖昧で カップの底みたいに 見えなくて [Chorus 1] 大人になるって何だろう ブラックのままで飲めること? 苦いままを 飲み干すこと? 分からないまま 時間だけが 静かに流れて あの頃の僕は 確かに子供だったけれど [Verse 2] いくつもの季節を越えて 失敗も覚えて 笑い方も 嘘のつき方も 少し上手になった 経験値は増えたはずなのに 心の奥ではまだ 同じことで つまずいてる [Pre-Chorus 2] 大人っぽい言葉で 自分を守っても 本当の気持ちは 隠せなくて [Chorus 2] 大人になるって何だろう 強がらなくなること? 弱さをちゃんと認めること? 明日 僕は二十歳(ハタチ)になる その前の夜に 問いかけてる 同じ質問を 答えはなくても [bridge] 目の前に置かれた コーヒー スプーンが 小さく音を立てる 砂糖ひとさじ ミルク少し それでもいいって 今は思えるんだ [last-Chorus] 大人になるって きっと 選べるようになること ブラックでも 甘くても 自分で決めていいってこと 苦さも 甘さも 全部知ったうえで 好きな味を 選ぶこと そんなふうに思えた [outro] 湯気の向こう 朝が来る カップを両手で包み込んで 少し甘いコーヒーと一緒に 今日の僕は また一歩 進むんだ [end]