月の光が 血を照らす 八百万の神が 哭いている 妖刀の声が 胸を裂く 封ぜられし魂いま呼び醒ます 刃が啼くたび 夜が軋む 神か鬼か この身はどちら 咲け 紅蓮の華よ 闇を裂け 神刀か 妖刀か 宿命を斬れ 月よ哭け 天(そら)よ燃えろ 我が祈りで 穢れを祓わん 凍る風が 名を呼んだ 過去も未来も 灰と消える 神の刃か 鬼の呪か 誓いは血で 綴られる この身が滅びても 構わぬ 月が照らすなら 道はある 咲け 紅蓮の華よ 闇を裂け 神刀か 妖刀か 宿命を斬れ 八百万の 祈りを背に 我が命を 灯(とも)と成さん ……嗚呼、月が見ている。 この手に宿るは 二振りの刃。 ひとつは神を救い、ひとつは鬼を喰らう。 選ぶのは、我が魂。 光か闇か、祓うか堕ちるか―― 咲け 紅蓮の華よ 夜を裂け 神と鬼とが 交わる刻に 月の光が 我を導く この刃こそ 祓いの証 風が止み 天が泣く 妖刀は静かに 眠りにつく……