いたたまれないちじょくを受けた この世が裂けるくらいに それは人としての姿を とどめられぬほど いかりと憎しみに 閉じ込めるものだった 世はうつろい 人々は忘れてゆく だが決して忘れない あの侮蔑の眼差しを 心の奥底まで踏みにじられた あの日を 汚いやり口で 人の尊厳を傷つけた そのおうヘイな自尊心を いつか挫いてやる いつか見返してやる それだけを胸に 生きてきた ⸻ どうしようもないほどの 親切に心が泣いた この地が砕けるくらいに それは鬼としての姿を とどめられぬほど 囚われた檻から 救い出すものだった 世界の争いは増え 暮らしは苦しいまま だが決して忘れない あの清らかな祈り 心を真っ直ぐ貫く あの眼差しを 果たして私は 無償の愛を 誰かに分け与えてきただろうか どうして人は こんなにも 慈しむことができるのだろう 魂の裏側にも まだ未来は眠っていると 気づいた ⸻ 今でも 思い返せばいかりは湧いてくる だが すべて自分に理由があると 受け止めるなら 過去を覆すには 自分が変わるしかない どんなに苦しくても 歯を食いしばるしかない 絶対に 諦めない あの日の自分を 越えるために ただ、それだけだ。