
[Intro — Gentle piano] 取り壊しの札が貼られた 古い植物園の門 錆びた鍵を拾った僕は 誰も知らない庭へ入った [Verse 1] 割れたガラスの温室に 白い蝶が一羽舞っていた 枯れたはずの噴水のそば 青い薔薇が咲いていた 冬なのに向日葵が揺れ 春の桜が降り積もる 季節を忘れた花たちが 静かに僕を迎えていた 奥の小屋には古い机 一冊の日記が置かれてた 庭師の名前と日付の下 小さな文字が並んでいた [Pre-Chorus] この庭の花はひとつずつ 誰かの願いを覚えている 言葉にできなかった想いを 花びらの中に閉じ込めて [Chorus] 秘密の花園 誰にも見えない宝物 咲いては散ってゆく花にも 消えない物語がある 秘密の花園 風がページをめくるたび 知らない誰かの優しさが 僕の胸に降り積もる [Verse 2] 日記の最初のページには 小さな女の子の名前 病室の窓から見える空 そこに花を届けたいと 庭師は毎日種を蒔き 少女に手紙を書いていた 花が咲いたら会いにおいで 春になったら一緒に歩こう けれど最後のページだけ 途中で文字が途切れてた そこには押し花が一輪と 色褪せた写真が挟まってた [Pre-Chorus 2] 写真の中の少女は笑う 両手いっぱい花を抱いて その隣には若い庭師 同じ笑顔で写っていた [Chorus] 秘密の花園 誰にも知られない約束 叶わなかった願いさえ 花はずっと覚えている 秘密の花園 季節を越えて咲く理由 誰かが誰かを想うたび この庭に花が増えてゆく [Bridge — Piano and strings] 温室の隅に小さな箱 中には古い封筒があった 少女が庭師に宛てた手紙 「お花をありがとう ここへ来ると 病気のことを忘れられるの いつか大きくなったら 今度は私が 誰かに花を届けたい」 その下に書かれた 何十年も前の日付 僕はそっと封筒を閉じた [Build — Orchestra rising] 取り壊しまで あと三日 この花たちを なくしてしまっていいのかな 僕は町の人たちに この庭の話を伝えた [Final Chorus — Soaring emotional rock] 秘密の花園 閉ざされた門を開こう ひとりの庭師が守った夢を 今度はみんなで守ろう 秘密の花園 花は誰かのために咲く 小さな少女の願いが今 新しい季節を連れてくる 秘密の花園 名前も知らない人たちが 土に触れ 種を蒔きながら 同じ景色を見つめている [Outro — Soft piano] 春になった植物園 門には新しい看板 「誰でも入れる花園」 その下に小さな文字 「花を届けてくれた あなたへ」 僕は青い薔薇の前で 静かに目を閉じた

