
夕暮れの草むらで 息をひそめて 胸の奥 あふれる声をかくしてる 時の流れに取り残された わたしの心に宿ったぬくもり ほんの少し あなたの影を追えば 涙さえも やさしい調べになる りりり、すずむしよ わたしの代わりに鳴いてくれるの 言えない言葉を夜風にのせて 虫の音に変えて 夜空へ放つの 響けよ 揺れる心ごと あなたの耳に そっと触れるように 並んで歩くたびに 肩が近づき 言葉より確かな鼓動を知る 伝えたい この心を言葉にのせて それでも口にしたら 壊れてしまう この距離のぬくもりを守りたいから ららら、すずむしよ わたしの想いを隠してくれるの 黙ったままでも 伝わるように あなたの耳に もう一度 触れるように りりり、泣いてよ 夜の静けさに わたしの心が 溶けてゆくように ひびけよ せつなさと願いを すずむしにのせて 伝えてる いま わたしの心を あなたに届けて

